今月分。

スタジオにしばし籠って暗がりでいつものセッション。
昨年末に、気にせずマイペースでやれば良いんだと分かってからだいぶ楽になったけど、気持ち良くなる時間がずっと続く訳じゃなく、迷うこともあり、後で聞くと迷ってるとき、遠慮してるときの音が「こうしたい」と思ってるときの音と全然違う。
迷いは捨てなければと反省。
でも、方向は合っているみたいなのでやるべきことは分かってるつもり。難しい。

録音をその場で聞きながら話をしつつ、ペール・エールと、和歌山のキッドという日本酒を戴く。
紀土と書く、初めて飲む日本酒は、春らしい、華やかで明るい味と香り。後味すっきり飲みやすく、勧められるままに飲んでしまった。

ケールのサラダ、ナッツ、スモークサーモンと、豚肉のハーブ焼き。
北海道のナチュラルチーズとイカの塩辛の組み合わせは驚きの幸せな味。

難しいけど、好きなようにやっていい場所で、美味しい思いもして、帰り際、駅のホームで今日も楽しかったね、としみじみ話して帰る。

その場に居させてもらえることが、ほんとにありがたいです。感謝。

真央ちゃん引退…

真央ちゃんが引退。
休みだったので、親心で記者会見を見てしまった。

伊藤みどりは異次元的に圧倒的に凄かったけど、浅田真央が出てきた時の衝撃も凄かった。伊藤みどりの後、凄い才能が出てきたと思って。
スケーティングがきれいで、妖精みたいで。

一番良い引退の道とは言えないかもしれないけど、堪えきれない涙を抑えながらの笑顔。
良い子なんだなあ。何であんなに良い子なんだろう。
彼女の真面目さ、誠実さの伝わる良い記者会見でした。

競技会で見れなくなるのは残念だけど、長い間お疲れ様でした!

フジテレビは散々彼女に失礼な事をしてきて、今日の特番は大丈夫なんだろうか。
まさかね、、、まさかね。


なんでこんなところでドキドキしなきゃならないんだ。
変なの。



追記:

制作は東海テレビだったらしい。
良かった。

絵画の潮流展

「明治から昭和の日本画と洋画 絵画の潮流展 エール蔵王島川記念館所蔵 秘蔵の名品」@そごう美術館に行ってきました。


横山大観から始まり、田中一村岸田劉生佐伯祐三、田中由一、速水御舟、杉山寧、向井潤吉、平山郁夫森本草介、等々、総勢34名の60点。


田中一村の「黄昏」、何だか気になる絵だったな。面白い。


岸田劉生といえば、子供の頃は怖かった「麗子像」だけど、今回見た麗子像は何だか可愛らしく見えました。今回は他に、麗子のお友達の肖像画も来ていました。なんか見たことのある毛糸の肩掛けだなと思ったら、麗子の肩掛けを着てモデルになったらしい。可愛らしかった。


鴨居玲の絵が1枚、「何處へ」。


闇の深い絵だったので気になって調べてみたら、もがき苦しみながら制作を続け、最後は自死されたとのこと。


それが、悩みはあったものの人生に絶望していたわけではなく、ここで人生の幕を下ろしたほうが自分という人間にとって格好いいと思って未遂を繰り返していたとのこと。


何度か失敗してても最後は目的を果たせたのなら、ご本人としては良かったのかなあ。うーん。どちらにしても闇が深い。


森本草介は、美人画が2枚と風景画が1枚。


とにかくモデルさんも風景も美しくて、まるで写真のようでした。きっと世界が美しく見えていた人なんだろうなあ。


今回全部の画家さんの名前に読み仮名が振ってあって、今まで随分読み間違えてたことも分かった(笑)


品のある展覧会でした。
とても良かった。

『DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展』

DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展」(@寺田倉庫G1ビルに行ってきました。

リンゼイ・ケンプ。
エドゥアール・ロック。
山本寛斎
ルー・リード
バスキア。
三島由紀夫
ベッドルーム。
午後の曳航。
衣装の数々。
細身のスーツ。
横たわったマネキン。
パントマイム。
坂本龍一ビートたけし
映画色々。
ライブ。
PV。
テレビ番組。
自筆のメモの数々。

これは、自分用にメモ。

午前中から見て、最後のライブのところで機材トラブルがあったので粘ってたけど1度退出し、復旧してから再入場して2回見て回ったので、沢山お代わりして堪能してきました。やっぱり午後から夕方になるにつれてかなり行列が出来ていて混んできてた。

ぎゅうっと凝縮した大回顧展だった印象。
デヴィット・ボウイは、いつのデヴィット・ボウイを見ても何を見ても、超絶に美しくて斬新でカッコ良かった。

武道館見に行ったなあ~なんて思ってネット検索してたらその頃のリハーサル映像があった……

最後に。
というか、空いてた時は最後に見たのですが、行列が出来ていたら最初に見ることになる、デイヴおじさんのメッセージがとても良かった。

「お誕生日おめでとう。
デイヴおじさんがみんなの幸せを祈ってるよ。
このメッセージを毎日流し続ければいつか必ずきみの誕生日に当たる。
"デイヴおじさんが祝ってくれた"と喜んでくれるかな」


お誕生日おめでとう。

貫通!

引っ越し当初から台所の水の流れが悪くて騙し騙し使っていて、どこかで繋がってるのか洗濯機の水まで台から溢れそうになる始末で○イプ○ニッシュも全く歯が立たず、もう業者を呼ぶしかないのかと思っていたところ、ピーピースルーというすごい名前の薬剤を発見。あまりのレビューの多さと高さに、ものは試しにと購入して使ってみました。

150gを500mlのお湯で溶かして流し込み、3時間ほど放置後、たっぷりの水を流したら、やっぱりプールになってしまい、ダメかな…と思った次の瞬間、ゴボゴボゴボ…といったと思ったらザーッ!!と音を立てて一気に水が流れていきました!
すごい快感!
すぐ溢れていたのが嘘みたいで、洗濯機の水も超快適に流れるようになりました。

業者を呼ばずに済んだし、気持ち良かった!
これはすごい!

パイプ洗浄剤 ピーピースルーF 600g 業務用排水管洗浄剤

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ミュシャ展@国立新美術館

平日休み、確定申告を済ませて、ミュシャ展@国立新美術館に行ってきました。


ミュシャ見るの久しぶり!と、心の準備もせずに入って、ものすごく巨大な絵画群の不意討ちを受け止められず(笑)


目が泳いじゃって、一旦思わず普通のサイズのコーナーに逃げちゃいました。


こちらは通常の、あのミュシャ独特の文字と美しい人と花。その中にはミュシャデザインの切手と紙幣もあって、偽物でもいいから欲しくなりました。
何でミュシャの曲線は見ていて幸せな気持ちになるんだろう。優しくて、気持ちが良くて。


知っているミュシャを見て少し落ち着いた所で、改めて最初の巨大絵画のコーナーに戻ったら、先程よりちゃんと絵が見えてきて、そこには見たことの無いミュシャの世界がありました。


スラブ民族の歴史から主題を得て制作されたという晩年の大作、「スラブ叙事詩」全20点。チェコ国外での20点の公開は初めてとのこと。


すごい。ものすごい。大きさも半端なくて、どこで描いたんだろう?とか、どうやって運んだんだろう?とか、こんな大事なものを良く貸してくれたね、とかチェコの美術館に出来た大きな空きスペースはどうなってるんだろう?とか、色々考えてしまいました。


そしてそこに描かれた大勢の人たち。


栄光があり、戦いがあり、宗教があり、スケールが壮大で、吸い込まれてしまいそうな迫力がありました。そしてこんなにも大きくても揺るがない、計算され尽くした構図。本当に圧倒されました。


ポスター画とは全然違う、ミュシャがパリで大成功した後に、完成までの長い期間集中して描いていた「スラブ叙事詩」。
華やかさの対極にあるような、強烈に描き込まれている人々の思い。
ものすごいものを見てしまった。


今回、まさかこんなにすごいものを見ると思っていなかったので、本当に驚きを持って見ることができて良かった。


これは必見!

東フィル シーズン演奏会。

東フィル シーズン定期演奏会@東京オペラシティコンサートホール、行ってきました。今回はロシア作曲家並びのプログラム。


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」


ラフマニノフのピアノは松田華音さん。
ロマンチックな演奏。素敵なピアノ。感涙。


そして、1987年生まれのめちゃお若い、アンドレア・バッティストーニの指揮も初めて見ましたが、譜面台も置かない、音楽が完全に入ってる感じはとても好感が持てるし、時に指揮台上で飛び、声を発し、沈黙の時間を作り、楽曲を体現して、甘く力強く特に最後は呼吸も抑えてしまうような、長い長い沈黙。緊張感。オーケストラは繊細に豊かな音を奏で、本当に心地良かった。


東フィルの首席指揮者ということは、沢山コンサートやってたんですね。これからもやってくれそうです。


コンサート終了後、CD即売サイン会があって、長い行列が出来ていました。大人気!


9月の彼の指揮の「オテロ」のチラシが入っていて、映像演出がライゾマティクスリサーチって。
何するんだっていうのもおかしいけど、何するんだろう。どんなステージになるのか、気になるなあ。


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」

レスピーギ:ローマ三部作

レスピーギ:ローマ三部作

松田華音デビュー・リサイタル

松田華音デビュー・リサイタル

包み込まれる。

NYから田井中福司dsを迎えて...ビバップスペシャルライブ@Cafe Cotton Club 高田馬場、行ってきました。

メンバーは、田井中福司さんds 原川誠司さんas 田窪寛之さんp 金森もといさんb
時間と最寄り駅だけ聞いてて、どなたが、どこでライブをするのかすら分からないままただ着いていって、結果、Jazzのライブであんなに温かく柔らかく包み込む様なグルーヴを体験したのは初めてかも。
シンバルの音だけで、HH踏む音だけで、なんという気持ちよさ。
そして彼を取り巻く若いミュージシャン達の音の色っぽいこと。アドリブの冴えてること。そしてみんなカッコいい!
聞けば前日は水戸で、今日の1/3位のスペースで満員の中のライブで、ものすごい至近距離だったらしい。
それは盛り上がったことでしょう。
今日のライブでも連れていってもらって本当に良かった。
楽しくて、幸せになって、最高でした!