今月分。

あっという間に今年半分の6回目、暗がりでいつものセッション。
その場の気分で仕掛けるのが面白くなってきて、以前より迷わない時間は増えてきたけど、やっぱり声をバランス良く拾うのがとても難しい。

獺祭純米大吟醸磨き三割九分、風の森、TOKYO BLUES、ラ・チェレータ リオ デ メッシ。

今年に入ってから明らかに音が変わってきたから後の時間もより大切になってきたし、より外に出たくなってる。課題は色々……舵取りはお任せしてます。

フレグランス・キャンドル作った。

先日、またまたトライアルチケットを頂き、今度はフレグランス・キャンドルを作ってきました。


この前のカラーボトルに合わせてピンク色に。
香りはより爽やかな自然な香りにしました。
(名前は忘れた)


ラメはゴールドを少し。


作業は全工程1時間程度で終了。
簡単だったけど思い通りに作るには至らず。オブジェの配置が難しくて、横から見るよりも底から見上げた方がキレイ、という仕上がりになってしまいました。反省。


反省点を元にまた作りに行くのも良いかもね。

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近況報告会。

Komen夫婦、サージンさんと約1年振りの、久しぶりのご飯。


ガンの手術をして自分が大変なのに、母親の介護とバイトでもう何年も自分の人生を全く歩めていなかったサージンさん。
介護生活からようやく解放されたと思ったら、父親の借金が発覚したりワガママぶりにぶちギレ父親を病院送りにして自分は警察に捕まっちゃったらしい。


ずっと、いつかそんなことになるんじゃないかと思っていたので怪我はさせたかもしれないけどお父さんが生きていて良かったと思うし、兄弟が戻ってきて一緒に暮らしているそうなので、早くそこからエスケープしてほしいと心から願う。


そしたら、そこからやっと彼は自分の人生を歩けるんだと思う。


そんな状態でも借金の肩代わりをしてあげるあたり、今回はちょっと事件になっちゃったかもしれないけど、本当は本当に優しい人だと思う。



Komenはというと、彼は優しくて頼りになるからだと思うけど周囲がそれに度を越えて甘えすぎてて、家族にも仕事関係の人にもだいぶ良いように利用されてしまっていていつも本当に気の毒になる。

特にお兄さんには冗談かと思うくらい勝手なことをされていて、何度も絶縁宣言してるのに、いつの間にかうやむやにされちゃうみたい。
リアルジャイアン、恐ろしい。
彼の救いは最高の奥さんが側にいてくれてること。いっちゃんさんありがとう。ありがとう。


いつか本当に苦労が報われて欲しいです。


やっと落ち着いたね、苦労したかいがあった、良かったねと笑って話せる日が来ますように。

カラー診断とアロマオイル。

先日、トライアルチケットを頂いたので、カラーボトルというものを作ってきました。
3色を選んで深層心理の診断をしていただき、そのうちの1色を選んで、更にアロマオイルをブレンドして自分のお守りになるようなボトルを作るというもの。


正直なところ、自分で選んでるとはいえ7本の中から3色選んだところでそんな簡単に資質や深層心理が分かるとは思えなかった……けど、そういうものなので診断していただきました。


与えることによって得る資質だと言われました。


「得るより与えるは幸いなり」です。


それを資質といえるかどうかはさておき、アロマオイルのブレンドは、元々アロマオイル好きなこともあり、興味津々。


今回選んだ3つのアロマオイルはローズゼラニウムレモングラスベルガモット
色はピンク色を選びました。


1滴ずつ微調整して、とても癒される優しい香りになりました。

大事に使おう。
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『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』

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エドワード・ヤン監督
『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観てきました。


1991年制作。1950年代末期~1960年代の激動の時代の台湾を舞台に、実際に起きた事件を元に作られた映画です。


全体に暗くて霞がかかったような闇と光の世界。


懐中電灯の光。
ろうそくの灯り。
自然光。
見下ろしたスタジオにかかる影。
暗闇から放たれるバスケットボール。
刃物の輝き。
闇の中の乱闘。
見えない殺人や救出。


ハニーの存在や出で立ちはマンガのよう。


少女の奔放さもあり、人が多くて人間関係を理解するのに時間がかかってしまったけれど、たっぷり4時間、少年たちの閉塞感、不安や友情や恋愛、闘争、家族が描かれていて、飽きずに映画に浸りました。


厳しい話だけど、リトル・プレスリーには救われました。歌声も素晴らしい。


闇の中の光の美しさ。
というか、むしろ、闇。
私はそれにすっかりやられてしまったのでした。


一生懸命、強く強くこの映画を薦めてくれた先輩に感謝。

川崎市岡本太郎美術館

行ってきました。


平日の閉館間際ということもあり、ほぼ貸切状態で見ることが出来ました。


まず常設展「岡本太郎―赤の衝動―」から。


岡本太郎にとって赤は炎や太陽、血、そして命の色だった」
その言葉通りの、燃えて生きている熱い赤。
目に飛び込み焼き付いて、問われているような。


熱くて、強くて…先日行ったHEATWAVEのライブで山口洋さんがジョー・ストラマーに言われたと話していた「お前の心の中にある火を絶やすんじゃない。」という言葉を思い出しました。


心の中にある火というのは今回の常設展のタイトルにもある「衝動」とも言えるかも。
真っ直ぐ受け止めて深く考えるのには力がいるけど、生きようとしているうちは多分大丈夫なのだろう…と勝手に解釈。


一部撮影が可能な所に椅子があり、本当に可愛すぎました。


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ひもの椅子。普通に欲しい。



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手の椅子。



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駄々っ子。



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こちらの《坐ることを拒否する椅子》は、拒否すると言いながらも、座りにくそうでも座れるのは「優しい」と思いました。


以前、2つの椅子が絡まってる椅子を見たことがあるけど、絶対に1人しか座れない構造になってて、2つ椅子があるのに1人しか座れないという状況に悲しくなったので。誰の作品かもタイトルも忘れたけど。


そして企画展「岡本太郎×建築」。
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今日は南武線に用事があり、乗り換えの登戸駅で見かけたこのポスターにアントニン・レーモンドの名前を見つけたので用事のあと思わず行ってしまったのですが、アントニン・レーモンドと岡本太郎が仕事してたんですね。全然知らなかった。


アントニン・レーモンドが設計したデップス邸茶室で、岡本太郎が浴室のバスタブと壁面を構成したとのこと。
二人の図面、デザインスケッチ、ドローイング、奥様のノエミ・レーモンドのイラスト等々、だいぶ面白かったです。


仕事は一度きりだったけど、プライベートでは親しくされていたらしい。


イタリア大使館日光別邸が奥日光でも特に大好きな場所なのですが、あの場所から岡本太郎との接点は見出だしていなかったです。でも言われてよく考えてみれば、二人とも絵画に限らず、建築に限らず、色んなジャンルの作品を手掛けてるから、分かり合える部分も多くあったのかも。


他、印象的だったもの一部メモ。


坂倉準三のコーナーにあったモザイクタイル画。
丹下健三コーナーにあった、犬や子供が反応したという焼き物の犬のオブジェ。
磯崎新の、「岡本太郎展」の会場を闇にしてしまえ、《坐ることを拒否する椅子》を宙に浮かしてしまえというコンセプト。
「マミ会館」の模型。
明日の神話
《ふたたび廃墟になったヒロシマ
太陽の塔》等。


それから建築関係の展覧会だと、模型が沢山あるのがすごく楽しい。



時間が無さすぎてカフェにも行けず生田緑地も通っただけでしたが、またの機会に。

「ひとりでどこまで出来るか」

約15年来の友人のライブに行く。
見たのは久しぶりだったけど、今日はいつにも増して自分をさらけ出すライブをしていて、凄いなあと思う。

自分をさらけ出すというのは凄く難しいと思うのだけど、世の中にはそれを容易く(かどうかは分からないけど)出来てしまう人がいて、羨ましく思ったりもする。

気取ってても仕方ないのに気取っちゃってるから、表現してるくせに自分をさらけ出せないんだと思うしそこが自分の一番ダメな所だと思っているので、やり切るし言い切る!という彼のスタイルにはいつも刺激を頂く。

詞の世界観も、重いけど決して陰鬱ではなく興味深いです。
お疲れ様でした!



彼の友人の美女に急になついていただき、面白かった。またお会いしたいです。

それから、彼の前に歌っていた方の「音楽の神様」の歌が心に響いてしまった。

お店の方たちも、その場にいた方たちも、皆さん良い方ばかりだった。

最近、良い人にしか会ってないな……
そう姉に言ったら、「普通はなかなか無い」と言われた。

良く考えたら、確かに「普通はなかなか無い」は正解なんだと思う。
でも本当に良い人にしか会ってないと思う。


何だか怖いぞ。気を付けなくちゃ。

今月分。

暗闇でいつものセッション。
迷いを捨てねばと反省したところなのに……と音を出しているときは思っていたけれど、終わって聞いてみたら、今日は迷いが見えなかったらしい。分かりやすいアプローチに聞こえていたらしい。
スピードも全体的に早すぎたかと思ったけど、別にそうでもなかったらしい。
自分では迷いが一杯あったのだけど、そういう事もあるらしい………

まあ、それは良かったことではあるけど、出したい音の半分でも出せたらもっとずっとずっとキモチイイ事を知ってる。
最近になってみんな外に出たがってきたし、どんどん音も変わってきたし、あんまりのんびりもしていられなくなってきた。音を引っ張らなきゃならないのに、足を引っ張ってる場合じゃないです。ヤバし。

反省会では、ビールと、志賀高原のワイナリーで3カ月だけ作られている日本酒、火が入るまでスモークした固まりのスモークサーモン、ロディジャーノ、パヴェ・ドゥ・ノー、ナッツ等など。

音楽とお酒と食べることが好きな人たち。
いつも思うけど、ありがたい。頑張ります。

HEATWAVE@duo MUSIC EXCHANGE

急きょ行けることになり、ギリギリで初めて参戦してきました。

ギター&ヴォーカルの山口洋さんは、めちゃめちゃダンディな色気のある方で、ギター数本とブズーキを次々と持ちかえて、掻き鳴らし、歌い、叫び、語りかけ、メンバーの方を煽ったり促したりしながらその場にいるの全ての人をひとつにしていました。

ストレートなロックンロール。
ストレートなメッセージ・ソング。
この感じ。初めて聞くのに懐かしい。
湿度を持って重く深く考えさせらるような歌。
心に力を与えてくれるようなライブでした。


満月の夕、沁み入りました…


また近いうちに、是非!

シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル~鍵盤の魔術師が奏でるシューベルトの世界~@日経ホール

長年憧れていましたが、やっと行くことが出来ました。

特に忘れられないのが、鍵盤に軽く触れているだけのような、微かな音の美しさ。

難解な譜面に超絶技巧で更に音を足して、一人で演奏してると信じられない状態になっているうえ、どこまでも詩的でどこまでも優しい微音が主旋律の後から後から流れるようについてきて。

メインプログラムのシューベルトだけでなく、オープニングの即興、アンコールではシャンソン等のフレンチ・ソング・メドレー(「枯れ葉」「シェルブールの雨傘」「男と女」「La vie en rose」他)、ノクターン、カツァリス作の1曲まで、夢のようなひとときでした。

どうしたらあんなに美しい音が出せるんだろう………
素晴らしすぎました、カツァリス様。