今月分と、急に思い出したこと。

最近の音出しは以前ほど暗闇じゃなくなったと思うけど、気のせいらしい。
いや、前は顔見えない位暗かったと思うけど。違うかなあ。
今回については勝手にやり過ぎたと反省。
相当怪しい感じになってしまった。
分かりやすくするか、そういう時間は短めにしよう。
年内あと一回、ちゃんと計画します。
来年の目標が見えるように。



全然、全く関係も脈絡も無いけど何故か突然思い出したカルチャー・クラブ
Miss Me Blindの特に入り口と間奏が好き。


来日しないかな。見たい。
突然ですね。すみません。

「天下を治めた絵師 狩野元信」@サントリー美術館

台風だから空いてるかと思った上野の森美術館、入場80分待ちって。最近テレビで宣伝してたからかな。みんな怖いものが見たいらしい。


瞬時に別日に出直しを決定し、上野動物園に寄り道して、ぐだぐたしてるパンダと雨をもろともせず歩き回る鹿と雨のために暗くてよく見えない展示室の鳥を見て、その後「天下を治めた絵師 狩野元信」@サントリー美術館に行ってきました。


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狩野派の2代目、元信は「真体、行体、草体」の3画体を生み出してマニュアル化し弟子に伝えて工房で作品を描いていたらしく、弟子もパトロンも多く居たそう。
自身も優れた絵師で、弟子も指導して、主催者として集団的な作画活動を実現した方。どんな人だったんだろう。
「真、行、草」の名付け方が素敵。


山や木は形式的だったように感じたけど、鳥、麝香猫、獅子等の動物や花は生き生きして、絵巻や扇絵から仏画まで、幅広く楽しめました。


中国の名家達の作品もあり、漢文の書にうっとり。どれだけの準備と集中力で書いてるんだろう。


あまりにもゆっくり見すぎて、夜は友人の新しいバンドのライブに行くつもりだったのに間に合わなくなってしまいました。台風でも見たいと思って楽しみにしていたのにごめんなさい。次回必ず。

澁澤龍彦 ドラコニアの地平@世田谷文学館

澁澤龍彦 ドラコニアの地平@世田谷文学館に行ってきました。


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自筆の草稿や創作メモ、手紙がとても多かった!万年筆で書かれた手書きの原稿にばんばん文章を足して推敲しているのを追体験出来るのが面白くて、ああもう、このまま丸ごと出版してくれないかな!!と思いました。ほとんど文章は削ったりはしてなくて、足して、足している感じ。決して達筆ではないけど読みやすくて、何度も読んだ澁澤龍彦の文章が作られていった過程がリアルに感じられて、本当に面白かったです。草稿の中に堀口大学に翻訳の影響を受けたという記載があり、知らなかったけど分かる、と思いました。


他にはボスやデューラーやルドン、加山又造等の版画、蔵書、所蔵品、手紙、レコード、人形、書籍、パスポートなどなど、澁澤龍彦が愛したものや遺したもの色々。


時間があまり無かったので公式プログラムを購入したら、展示には無い寄稿や対談、論考等も載っていて、諸星大二郎の寄稿文には澁澤龍彦の本に触れたおかげで変なものが好きになった、と書かれていました。


10代の頃から読んで色々教わっているのに、とにかく幅広く深くてまだ追えてないものが沢山あるのでこの機会にまた追ってみようかなと思います。


コレクション展「SF・再始動」は時間切れであまり見れなかったけど、こちらも面白そうでした。
昭和のSF、良いですね。懐かしい。
あとはムットーニのからくり書物が並んでいましたが、からくり書物、読み物なのか何なのか。動いているところを見たことがありません。上映時間が決まっているようでした。気になります。


何度も来ているところなので終わる時間に合わせたつもりだったのに、想像以上の情報量と面白さでした。もっと早く行けば良かった。また行こうかな。

タイムスリップ。

特に広島東洋カープファンというわけでもないけどカープ戦を見るイベントに潜入してきました。でも試合が延期になってしまい、1991年にカープが優勝したときの対阪神戦を見る会になってしまいました。しかもダイジェストではなく全部。


26年前の試合で全部分かってるはずだし、どうなんだろうと思ったら、「打った!」「取った!」「おおおおお!」と皆さんライブ映像と変わらず素直に反応して盛り上がっていて面白かったです。
何回も見てるんでしょうに。
私でも知っている選手が何人もいて、確かに1991年はすごく盛り上がっていたんだろうなと思いました。


カープファンの皆様は熱くて面白くて親切で、カープど素人の私に広島やカープのコアな情報を色々と教えていただたりもして、有り難かったです。


広島ではカープファン同士で結婚するのが幸せとか、子供の頃からカープファンとして洗脳されるとか言っていました。それだけ地元に密着して応援してたら楽しそう。


「切磋琢磨した結果が日進月歩」と選手の方が言っていてかなり謎だったけど、励まし合ってここまで来た!みたいな感じかな。多分ね。

救われる。

10年以上お会いしていない、かつて仕事でとてもお世話になった、今は遠くに住んでいる先輩から、本当に久し振りにメールをいただいた。



1通め「SABA元気?」とだけのシンプルなメール。元気ですよ、と返した返事に頂いた2通め。
覚えておきたいので一部抜粋。

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なんかね なんか毎日晩酌してるさ
飲みながら 1日の出来事を 感じたり… 思い出したり…
そんな感じで 毎日飲んでるけど
ふと…! SABAを思い出す…
あれっきり 会ってもないんだけど
私の 人生上に知り合った中で SABAは インパクトあるのよ!
なぜかそうなのよ

だから なんとなく たまにメールしたくなる。
ごめんね 勝手で。

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しばらく眺めて、泣きたいような気持ちになった。
ありがとうございます。

もう10月の。

いつものセッションは何故かいつもよりちょっと明るいスタジオにて。


形にするのが嫌なはずもないけど、フリーで合わせるのが楽しくて、しかも楽で困る。
一番普通と思われる曲をここで自分がどうするのが正解なのかまだ見えてこなくて悩みまくり。
もうちょっと漂ってみることにする。


ところで見せてもらったBoseのポータブルスピーカーがすごく良くて、普段Bluetooth使ってないのとスマホをプレーヤーとして使っていないので、そこをクリアにしたら買おうと思った。
普段持ち歩くのはちょっと重いかもしれないけど小さいし可愛いしあの小ささから想像付かない良い音で使い出ありそう。
Boseすごい。楽しい。


SOUL CAMP 2017に行ってきた。

雨も上がりすっかり涼しくなった日に、SOULCAMP 2017@豊洲PIT 行ってきました。


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フットサルエリアにはDJブースがあってみんな寝転がったりお酒を飲んだり、緩い感じで楽しんでいて、豊洲PITでもしばらく緩い感じでライブをやっていましたが。
今回の目的はロイ・エアーズエリカ・バドゥ


ロイ・エアーズは初めてライブに行きました。
キーボード、ベース、ドラムとロイ・エアーズというシンプルな構成。


共鳴管の付いてる楽器がステージに無かったからビブラフォンはどこ?と思ったら、ロイ・エアーズが共鳴管のついてない楽器をマレットで叩き始めて、そしたらなんと音が出ない機材トラブルが起きていた。
普通のビブラフォンだったら音聞こえる距離だったけど全然聞こえなかった。そういう電子ビブラフォンが出来たのかな。見たことない。ちょっと気になる。


機材トラブルはなかなか直らなかったからハラハラしたけど無事ちゃんとビブラフォンの音が出るようになってホッとしました。ロイ・エアーズが怒って演奏止めたりしなくて良かったです。
怒ってはいたかもしれないけど(笑)


各ソロパートがものすごく長かった。ロイ・エアーズが休む為?と思うくらい、各ソロパートが充実してた。特に、ちょっとキーボードに頼りすぎなんじゃないかと思うくらい鍵盤の方が弾きまくりだった。
ビブラフォンももっと聞きたかったような気がしなくもないけど、ロイ・エアーズのソロのサイズが普通だっただけかもしれない(笑)
御年77才。
歌声も素晴らしく、見れて良かったです!


そしてSoulcampの初日のトリはエリカ・バドゥ


登場からなんかもう別次元の迫力!
スピリチュアルな雰囲気、変わらぬ歌声。
昔の曲もやってたけどそこにはノスタルジーの欠片もなく、今の、進化し続けているエリカ・バドゥがいました。凄かった。


昔見たときの構成はキーボード、ベース、ドラムにコーラス3人、エリカ・バドゥで、それもすごく好きだったのだけど、今回はそこに加えてパーカッション、DJに映像とレーザー光線の演出、エリカ・バドゥのパッドのドラムが所々に加わり、その全てがエリカ・バドゥを魅せて聞かせる演出になっていて圧倒されました。
完成されたステージ。
なんてカッコいいんだろう。行って良かった。


以下余談ですが、禁止されてないから動画や画像を撮るのは仕方ないのかもしれないけど、あんなものが無かった頃は、見てる方もステージにもっと集中出来た気がする。特にフラッシュなんて禁止されてなくてもダメな気がするけど何人もいた。我慢して欲しいけど、あれも当たり前の光景なのかなあ。


結構年齢層が高めでもあり、本人が進化し続けていても、こういう音楽はもうすっかり大人のものになってしまったのかなと思ったりもしました。


ライブの後、友人が一見さんお断りのお店に連れていってくれて、そのお店の入り口にフェイクのドアがいくつもあって、本物のドアには暗証番号の鍵が掛かっていて、メニューには「ここでの実験については他言無用」などと記載されていて面白かった。


帰り道、あまりにも月が美しかったので散歩して帰りました。この季節が長く続いたら良いのにな。

安藤忠雄 講演会@紀伊國屋ホール

安藤忠雄 講演会 人生100年」@紀伊國屋ホールに行ってきました。


安藤忠雄の講演会に行くのは今回で2回目。
前回行ったとき、度重なる手術で内蔵をごっそり摘出してるにも関わらず、熱くてエネルギッシュで信念と説得力があり、尚且つ関西人的面白さもあって「世界的な建築家」に「勝手に」抱いていたイメージとのギャップに驚きましたが、今もお変わり無く普通に(驚異的に)とてもお元気そうで、何も諦めず挑戦し続けている様子で、前回行ったときと同じく、沢山元気を頂きました。


国立新美術館で開催される展覧会には、原寸大の、しかも現物と違い、ガラスが入っていない光の教会があるそう。
本当は現物にもガラスは入れたくなかったそうで、美しい光の教会が出来たと嬉しそうでした。


それから、ゴロウデラックスのゲストに出ること。
櫻井翔のインタビューを受けること。などの情報がありました。これはNews ZEROかな?


沢山の名言は本でも読むことが出来るけど、直接あのパワフルさを体験すると、本当に頑張らなきゃと思う。


でも「人間はメンテナンスが必要だ」とも仰っていたし、体が本調子になるまであとちょっと大人しくしておこう………と、思う……鬱陶しいなあ。