モンキー・パンチ。

「ルパン対複製人間(クローン)」を見てモンキー・パンチさんを偲ぶ。改めて凄い世界観で、大好きです。


実写版ルパンを映画館に見に行って、何故か「こうやっておけばオマエラ喜ぶんだろ」とずーーっと言われてる気がして何とも言えない気持ちになったので多分もう見ることはないけど、ファーストシリーズとこれとカリオストロの城は本当に何度見たことか。山下毅雄の音楽最高だったな。チャーリー・コーセイはまた東京に来ないかな。神戸のお店にも行きたい。セカンドシリーズも音楽は良かったけど、大野雄二のライブにもずっと行く行く言ってて行ってない。行こう。


そういえば、ウッチャンがマモーやってたのって、あれは何だったのだろう……


モンキー・パンチさんは亡くなってしまったけれど、これからもずっとルパン三世は見ていきます。
心からご冥福を御祈りします。


ルパン三世 first- TV. BD-BOX [Blu-ray]

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インドアフェスQ東京。

インドアフェスQ@両国国技館へ。
ズラッと並んだ出演バンドののぼり旗の奥に、きゅうりのキューちゃん。それでQだったの?


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トロールズのずっと身を委ねていたいような官能的な心地好さ。色気がね。
ゴダイゴは、最初から最後まで、想像以上に圧倒的で、モンキーマジックで一気に盛り上がり、ガンダーラのイントロが美しすぎて涙、銀河鉄道999のイントロから盛り上がってからの、ミッキー吉野のキーボードソロで涙。生ソロカッコ良すぎ。ゴダイゴもっと聞こう。今度のブルーノート東京は日にちが難しそうだからまたの機会を楽しみにしてます。
ハナレグミの接吻。声ずるい。ずるくはない(笑)






コーネリアスは、ビジュアルも音もパフォーマンスも爆発しそうな位、ギュウギュウに詰まってた。
過去を知らないチイが「○おかしいんじゃないの」と言うくらいわざと賛否分かれるように作って、どういう満足感を得てるんだろう、と考える。サブリミナルで入れてくる感じとかいかにもファンが喜びそうな感じではあるし、見なきゃ良いのに見てる自分が悪いんだけど、いや彼は昔ひどかったしね、と言いつつ詳細を口に出す気にもなれず、ただモヤモヤしたという。これはもう自業自得。

千住博展@そごう美術館と、春季創画展。

千住博展@そごう美術館に行ってきました。


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世界遺産高野山金剛峯寺に奉納される障壁画『瀧図』と『断崖図』をはじめ、『竜神Ⅰ・Ⅱ』や、初期の作品なども展示されていました。


竜神Ⅰ・Ⅱ』はライトで色が変化していく作品で、撮影できるようになってた。すごい!


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会場内のコーナーで流していた『瀧図』と『断崖図』のメイキング動画で、千住博が「実際に見た風景を自分の中に落とし込んで、現物を見ないで自分の中にあるものを出す」というような事を話していました。
紙に皺を作り、皺の傷に色が入ると岩肌のようになり、そこに木々を書き加えていく。紙上を流れる絵の具が瀧になり、そこにエアスプレーで水しぶきを書き加えていく。
夢の中のようにリアリティーがなく音もない、でも紙や水がなりたいようになっている絵が出来上がっていく。千住博のフィルターを通した世界は、この世ではないような幻想的な世界でした。


今日は横浜に向かう前に池袋の西武ギャラリーとアート・フォーラムの東京春季創画展にも行って、そちらでも真鍋修さん、海老洋さん、篠崎遥香さん等の絵を見てきました。こちらの3人の絵が特に気になり、他にも同じ花をずっと描き続けてる方の絵や、何故それを描くのか不思議な絵や、タイトルと絵の繋がりが意味深な絵も沢山ありました。


最近また、自分の中には表現したいものが無いのに、泥棒してまで自己顕示欲を満たしてたサイコパスがちょっと騒がれていたので、芸術家の独創性について考えていました。


今日見た画家さんたちはみんな作品にその人が溢れてる気がした。頑張って両方見に行って良かった。

やっぱり宇宙ヤバイ。

研究チームにより10日22時から世界6か所で同時に行われた、ブラックホールの撮影に成功した研究発表の記者会見をネット生中継で見ました。


長年実現しなかった研究成果の発表を前に、データとしてホールの境がハッキリしたのでそれを元にイメージ映像化しただけなんじゃないかとか、ブラックホールなんて目で見れるものじゃないんじゃないかとか、ニュースを信じられない人たちの色んな意見の飛び交うなか、あの本物の画像が出てきて、研究者たちの興奮が伝わるような会見でわくわくしました!
なんという壮大なプロジェクトで、なんて気の遠くなるような話でしょうか。研究者たちの想像力と探求心は本当に凄い。


子供の頃に天の川が見える星空の下で惑星直列を見た時から、やっぱり宇宙には憧れるし興味も尽きませんが、色々調べて具体的な数字を見ていくと、宇宙が壮大すぎて自分が小さすぎて想像が追い付かなくなり恐怖でざわざわします。「宇宙ヤバイ」状態。懐かしい。


今回の件で松本零士がインタビュー受けてて、「想像通りでした。あのブラックホールの中心に入ってみたいんですよ。あの奥にあるものを見てみたい」というような事を話していて、やっぱり凄いなあと思いました。その想像力が999を生んだんだな。


ところで余談ですが、ウルトラマンではM78だけど、M78もオリオン座の真ん中の★★★近くに実在してて、ウルトラマンの設定の300万光年に比べると1600光年とかなり近所でした。散光星雲という種類で宇宙塵やガスで出来ているので、ウルトラマンや生命体が住めるような環境では無さそうです。


ホワイトホールはまだあるかどうかも分からないみたいだけど、ブラックホールに飲み込まれた全てはどこに行くんだろう。ホーキング博士は生前に、ブラックホールに入っても中から抜け出せる、と話していたらしい。
宇宙が膨張し続けてるってどういうこと。時空が歪むって何。怖い。楽しい。


宇宙はどこまでわかっているのか (幻冬舎新書)

宇宙はどこまでわかっているのか (幻冬舎新書)

「佐藤雅彦研究室 カンヌ短編プロジェクト」

佐藤雅彦研究室 カンヌ短編プロジェクト』@ユーロスペースに行ってきました。


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研究室を母体とした「c-project」で作られた「八芳園」(2014年/12分)、「父 帰る」(2016年/34分)、「どちらを」(2018年/14分)の3本の短編映画と、初日は上映後に5人の監督さんによる舞台挨拶とトークもあり、映画もトークも面白かった。


八芳園」の、結婚式の両家のご挨拶と記念撮影の何とも言えない心許なさは、昨年10月に身内の結婚式に行ってきたので記憶に新しい。
歓談も程々に、準備が整うまでただ待つしかない「退屈な時間」をスクリーンで一緒に体感することがこんな風に面白みがあるとは新鮮!


「父 帰る」は、菊池寛の有名な戯曲ですが、この短編映画ではキャスティングのオーディションの様子を追って、長男役11名、母役15名、弟役14名、妹役9名、父役8名を含む、総勢63名の役者さんの映像記録を1本の物語に編集して作られていました。


何人もの役者さんが出てくるのに、兄の存在は兄として、母の存在は母として、だんだん違和感無くひとつの物語として見えてきました。文学的没入体験を試みる作品だそうで、役のイメージが1人の役者さんによって固定される前に入れ替わって、それぞれの役者さんの個性が意味をなさなくなって役の記号みたいになっていくのが面白かったです。


最後の「どちらを」は、実の父親を知らずに育った息子と、その父に会うかどうかを選ばせようと旅に誘った母の話。4つの選択が出てきてどちらかを選んだのかは分からないが、どちらかを選んだことははっきりしている、そのようなはっきりとした中途半端な分かり方もある、とのこと。
短いけど余白が一杯あって余韻も残る不思議な後味でした。エンドロールにも何回か出てきた、道が分岐してまた1本に戻っている絵のように、どちらかを選んだことは間違いないけど、どちらを選んだかは分からないしどちらを選んだとしても結果大差無い、というなら、その選択はどっちでも良いということになっちゃうけど、まあ、考えさせる事が目的だろうからそこは良いのか。


こちらはメイキング・ドキュメンタリーを作成中らしく、何かのきっかけで人がジャンプした瞬間が見られるそうです。


人がジャンプする瞬間は、私は人生で2回しか目撃した記憶が無いので、そのメイキングには凄く興味があります。その瞬間が映像に残されるって狙って出来ることじゃないから奇跡だと思う。
今後ユーロスペースで本編上映後に流される予定だそうです。もう一度、上映されるようになったのを確認してから行こうと思います。上映後のイベントも、今後も色々あるみたいです。


原案はこちら。


新しい分かり方

新しい分かり方

送別会とお花見。

今の会社で長年働いていらしたお昼仲間の方が退社されたので、送別会&お花見。
桜満開の中お見送りできて良かった。


この週末で都心の桜は終わりかな。


癒しの方が居なくなり、寂しくなります。
大変お世話になりました。お元気で!


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音出に。

今回の音出はギャラリーがいてくれて、いつもとはちょっと違う良い緊張感。
やっぱり人に聞いていただくのは良い。反応を伺えるのは有難いです。
内に向けて座禅してるような感じでばかりやってると臆するけど、そんなこと言ってないで表に出るべきだなと思ってきてる。このバンドはこのテンポでゆっくり進むしかないけど、ちょっと普通のライブ出たい気もするので、とりあえず飛び入りでもしようかな。


音出終わりには、「Santa Maria」のラムトニック等々。すごく美味しい!沖縄のラムを初めて飲んだ。最近、ジンとかラムとか、色んな日本のお酒があるけど本当にきれいで美味しくて素晴らしい。


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検索外し。

長年の友人ONくんのライブに行ってきた。
変わらず言い切るスタイルが健在で、エフェクター並べて良い感じにやってて、他にも色んなバンドが出てて面白かった!
みんなかっこいいこと楽しそうにやってて良いなあ。


最後まで居たかったけどやっぱり疲れてたので無理しないでおいた。
最後のバンド面白そうだったので見れなくて残念、ごめんなさい。


それにしても、ONとかAとかふれあいとか、何でネットで検索しづらい、というか出来ない名前をみんなつけるんだろう。
…といってるうちもだけど。


検索出来なくても良いのか。そっか。

伊藤若冲展@福島県立美術館

春の雪がちらつく中、「東日本大震災復興祈念 伊藤若冲展」@福島県立美術館に行ってきました。


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枯れたような蓮池の片隅に浮かんだ蓮のつぼみ。


本展の監修をされた狩野博幸氏が、東日本大震災の後に見たこの「蓮池図」から若冲の京都の復興への願いを感じて、東日本大震災の復興に準えて今回の展覧会の開催に至ったそう。


震災で失ったもの、そこからまた生まれてくるもの。自然も人も巡っていく。
天明の大火によって家もアトリエも失った若冲が、そんな再生の思いを込めて描いたかもしれない「蓮池図」をはじめ、「象と鯨図屏風」、「隠元豆・玉蜀黍図」、「猿猴捉月図」、「雪中雄鶏図」、「百犬図」、「布袋唐子図」、「象図」等々、リアルなものから愛嬌たっぷりな可愛らしいものまで約100点、様々な若冲を見ることが出来ました。素晴らしかった!


絵以外にも、当時の絵師が使用していた顔料の展示もあり、これが鮮やかでなんという美しさ!当時でもどれだけ貴重だったことでしょうか。重要文化財武雄市重要文化財にも指定されている顔料、こちらも一見の価値あり!でした。


震災の後、復興してる部分はあれどまだまだ元通りという訳にはいかなくて、報道被害からの風評被害も払拭されてなくて大変、と地元の方に聞きました。


旅行先で、バスも電車もなくてタクシーは乗り合いで時間が決まってたりして、観光地でも車がないとちょっとどうしようもない所や、せっかく人が集まるところにどこにでもあるようなものしかないような所もあるなか、福島はどこかに行くと「そこにしかないもの」が色々あって楽しくて飽きないし、車が無くても電車の本数が少なくても、バスやタクシーがあって移動しやすくて観光もしやすい。お酒や食べ物も美味しくて色んな楽しみ方が出来ます。また行きたいです。


福島がもっと元気になりますように。