姉と、「マカロニほうれん荘」のトシちゃん25歳の出生の秘密（オーストラリア大ミミズ〔見た目はカンガルー〕の母と、火星人の父）などについて話していたら猛烈に読みたくなって読んだ。やっぱりめちゃくちゃ面白い！時代を感じるけれど、展開の早さや上手さ、リズム感は、今までに出会ったどんな作品とも比べられません。
小学校低学年の頃にどっぷりハマリ、大人になって読み返してみて、改めて自分が子供の頃にこの作品に出会えていたことをありがたく思いました。かなり影響を受けているみたい。
両親や姉に元ネタの意味などを聞いて、音楽や文芸、名画などについて知らず知らずのうちに学びつつ、全部暗記するほどに読み込み、家で「マカロニほうれん荘ごっこ」なんかもよくやってましたｗ
最後の方は、徐々に壊れていく作者の状態が見えるので、それはそれは痛々しいけど、こんな凄い作品を毎週発表していたということが、信じられません。そんなことをしていたから壊れてしまったのでは・・・。
もし映像化したら、トシちゃんは絶対にオダギリジョーに演じて欲しいなあ。一人でいくつもの顔を持つトシちゃんを完璧にかっこよく演じられるのは、彼しか居ないでしょう。きんどーちゃんは赤木春恵にそっくりだったけど、もうちょっと無理だなあ。ここのキャスティングが一番難しそう。ま、妄想に過ぎないけど。
