怖い絵本

ずっと前にアメリカで立ち読みした時に「怖〜い」と思って、「これは日本では受け入れられないだろうなあ」と勝手に思い込んでいたけど、私の認識が甘かった。
今日本屋で見つけるまで知らなかったけど、評判良いみたいですね。平積みされてたし、ずいぶん昔から読み継がれてるみたい・・・。


ラヴ・ユー・フォーエバー

ラヴ・ユー・フォーエバー


英語版はこっち↓
Love You Forever

Love You Forever

[英語版ハードカバーのレビューより転載]
お母さんは、寝ている赤ちゃんに「いつまでも愛しているわ、いつも愛しているわ、私が生きている限り、ずっとよ赤ちゃん」と歌い続ける。やんちゃで手に負えない2歳になっても、だらしない盛りの9歳になっても、そして何かと気難しい10代になっても、母親は同じように歌い続ける。
ここまではごく普通のことかもしれないが、ここに登場するのは、それを止めることができなかったお母さんだ。息子が成長して家を出たあとも、車にはしごを載せて、町を越えて、大人になった息子の家の窓辺までやってくる。そして寝ている息子をやさしく揺すり、同じように歌うのだ。(以下略)


で、後に母親と息子の立場が逆転して、今度は初老の息子が年老いた母親を抱きしめてあげる、という感動的な話です。・・・って、いやもちろん、親子の愛は深く美しいものだとは思うけど、これは行き過ぎ!
でもって、絵も怖いんだ。日本語版だと「怖さ」が緩和されてしまっているけど、英語版はほんとに不気味。
「涙が止まらなかった」「感動した」というお母さん方、子供が可愛いのは分かるけど、目を覚まして〜!どうする、夜中に窓から姑が忍び込んできて夫抱きしめて歌ってたら・・・それを感動的、と言われちゃったら、ごめんなさいだけど。