絵で見る<現代植物画の巨匠展>

SABA2006-04-26

英国シャーリー・シャーウッド コレクション 現代植物画の巨匠展 −ボタニカル・アートのルネサンス−@損保ジャパン東郷青児美術館
行ってきました。
ボタニカル・アートっていうのが、植物学的な記録の手段のひとつで標本画としての正確性と、芸術性を持ち合わせた精密な絵のことらしく、植物の産毛とか枯れかけた葉先まで細かく細かく描写されてて、かなり楽しかったです!花だけじゃなくて、野菜とか、きのことか、どんぐりなんかもあって、それが地域別になってて、見たこと無いようなヘンテコな植物なんかも色々あって。
背景が白だからか、色も良かったなあ。真似して描いてみたくなったし。
あと、ここの美術館は常設でゴッホ「ひまわり」、ゴーギャン「アリスカンの並木路、アルル」、セザンヌりんごとナプキン」の3点が一室に展示されているので、いつもこの部屋にくるとしばしぼーっとします。地味な展覧会だからなのか、平日だったからなのか、静かな時間が過ごせました。大抵、ここは静かで気持ち良いです。
ただ、カタログが英語の図鑑みたいなので、今回の作品も全部は載ってないみたいだったので残念。あれで日本語だったら買っても良いけど、とても読みきれそうになかった。
仕方ないから、食用酸漿(ほおずき)、ディクソニア・アンタルクティカ(ポスターのやつね)、紅茸、ブルネイの団栗(どんぐり)、柿、木蓮、チューリップ’サー・ジョゼフ・パクストン’、の7枚もポストカード買っちゃった。
ディクソニア・アンタルクティカは、絵からはゼンマイとかヴィオニッチ手稿とか連想しちゃったけど、実際はワシントン条約でも保護されている10m以上にもなるシダの木らしいです。
建築家の名前の付いたチューリップが1輪、美しい。本物が見てみたい。