エッフェル塔三十六景

パリの浮世絵師 アンリ・リヴィエール「エッフェル塔三十六景」@ニューオータニ美術館に行ってきました。


エッフェル塔三十六景」とは、北斎「冨嶽三十六景」の影響下に、エッフェル塔の建設段階の様子など、エッフェル塔が色んな構図で描かれているリトグラフ集。
日本の浮世絵の影響を、こんなに分かりやすく受けている作品集を初めて見ました。題名からしてまんまですね。


特に富士山=エッフェル塔を取り入れた構図や題材。隣に小さく参考資料として貼られた、本家の浮世絵と見比べるのも面白かったです。
こんなふうに描いてみたかったんだね〜、という感じ。


でも、色や線の優しさと、描かれたパリの街並みは、すごく新鮮に見えました。


日本の浮世絵に感じる一種のどぎつさ?みたいなものは全然感じなかったです。


本の表紙デザインとか賞状デザインとか、白うさぎと黒うさぎの絵とか、他の画家の作品もみんな素晴らしく可愛かった!





北斎と誕生日が一緒というのも初めて知り、まあ私は絵も描けないし凡人だけど…ちょっとだけ嬉しい…のかな…。喜んで良いのかな。