ベルギー王立美術館展

ベルギー王立美術館展@国立西洋美術館、行ったのは9月16日なのでちょっと忘れてますが、覚書ということで。



ブリューゲル〔父〕の作品じゃないか?と言われているけどはっきりとは分かってなくて、見た後もなんとなくモヤモヤしたものが残ったピーテル・ブリューゲル〔父〕(?)「イカロスの墜落」。
物議を醸し出しているのは納得というか当然というか。
主人公のイカロスは探さなきゃ見つからないし、描かれてるの足だけだし、遠近感もなんかおかしいし、かといって狙って怪しくしてる感じでもないような。
不思議な絵でした。


他にはアンソールが六枚もあったり、どこかの王様が民衆と一緒に酔っ払ってよだれたらしてる絵があったりして、割と暗い、怖い、不可思議な絵が多かったかな。

その反動もあってか最後のマグリットは感動!
すっきりしてて静かで…絵も今まで見たことのあるマグリットの中でも一番好きだったけど、あのタイミングで見せられて不意をつかれました。
すっきりしたことにビックリしちゃった感じというか。インパクトありました。


不思議なイカロスと出会い、鬱々とさまよって最後にマグリットにたどり着く、非日常的で夢の中のような小旅行のような展覧会。
絵の配置と順番を決めた人、スゴイよ。やられちゃいました。

イカロス見えるかな?