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ウィーン美術史美術館所蔵「静物画の秘密展」@国立新美術館

ウィーン美術史美術館所蔵「静物画の秘密展」に行ってきました。
「静物画」というと、植物、果物という印象があったけど「動かなくなった動物」も静物らしく。
勉強不足かもしれないけれど、日本には「動かなくなった動物」をそのまま描く文化ってあんまり無いような気がします。
(「新鮮な動かなくなった魚の絵」はよく見るけど)


なので、肉屋の解体風景とか、狩りの戦利品など、結構グロテスクな題材がそのまま描かれている作品が多かったのは、ある意味新鮮でした。そんなにグロテスクだったわけじゃないですが。


後半は人物画が展示されていて、可愛らしい少女の肖像画などもあったけれど、結婚式なのに不貞を暗示させるようものが描かれていたり、出産のお祝いなのに喪服みたいな服を着ているものなど、翳のある黒い作品も多かったです。


その翳も、以前ここで見たオランダの風俗画ほどには擦れてもいなくて、チューリップが描かれている作品と、犬が描かれている作品が沢山あるように思えて、人も少なかったので、
「チューリップとキャバリアが人気だね」などと話しながら、ゆっくり穏やかに楽しめました。
特にフリューゲルス(父)の作品が、静物画も人物画も色が綺麗で好きでした。


満足したけど、これが「静物画の秘密展」なのかと言われると、どうなんだろう。
特に静物画に重きを置いた印象でもないし、これならウィーン美術史美術館展、で良いんじゃないかなと。
いや、タイトルくらい別に良いんだけど、ね。本当に。