青木が原樹海に行ってきました。
というか、全然知らずに氷穴でも見るか、という話になり、そのまま、あ、ここから風穴に行けるんだね、という感じで行ってみたらそこが樹海だった、という行き当たりばったりの偶然で足を踏み入れてしまいました。
歩道は辛うじて歩けるようになってるけど、歩道以外は、とても歩けるような状態ではありません。
木が生い茂って日の光も届かず、入口付近で聞こえていた鳥の声も無く、虫も居ない。
ただあるのは、ごつごつした地面に無理矢理生えているような木々と、苔と、毒キノコが少しだけ。
風の音と、自分たちの気配。
広大な自然を前にしたときに感じるような、神聖な何かが宿っている感じは全然無く、かといってこれ以上前に進めないほどの危機感も無い。
ただ、ここに長く留まってはいけないということと、歩道からは一歩も外れちゃいけない、ということだけは確信めいたものがありました。
15分位歩いたところでしょうか。
唐突に、青木ヶ原樹海の看板が立っていました。
それを見て、やっと、やっぱりそこが樹海だったんだということを確認しました。
知らないで写真撮ってたけど、何事も無くてよかった・・・
さらに歩いて、ようやく外の気配。
出口近くに、有名な「命は親から頂いた大切なもの」云々の看板が立っていました。
ああ、怖かった。
ちなみに風穴も氷穴も、暗くて、狭くて、すごく寒くて怖かったです。
もう近付きたくないな。
まあ話のタネに、ということで。