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帰郷



地震と津波の影響で実家に帰る術が無くなってしまっていたけど、やっとレンタカーが借りられたので、姉と姪っ子達と共に茨城に帰郷してきた。


北上するにつれ、車道にはアスファルトのパッチワークが増えていき、崩れた屋根を覆うブルーシートが増えていき、ぐちゃぐちゃになったまま通行止めの道路があったりして、当たり前なんだけど、大地震が本当に来たんだなと改めて思った。


実家は少しだけ建ち位置がズレて、床が歪んで、あの重たいアップライト・ピアノが勝手に15cm位移動していて、庭や外壁に亀裂が入ったり、カチカチだった庭の土がフカフカになったりしていた。


海岸沿いには瓦礫が山積みされていて、ぐちゃぐちゃに壊れた舟や車や建物があった。


東北の事を思えばまだ町が残ってるだけ良かったと言えるのかもしれないけど、良く知る場所のこんな姿を見るのは、やっぱりショックだった。





でも、そんな状態の街中をもう子供達が自転車乗り回してたり、もう「みんな一緒なんだから、贅沢なんて言っていられません」とか「戦争体験してるから平気」なんて言って復興に努め日常生活を続けようとしていたのだった。


日常を続ける事が大事なんだね。日常って大事だ。