ヨコハマ映画祭に行ってきた。

毎年の恒例、ヨコハマ映画祭に行ってきました。
今回は姉は残念だったけど代わりにチイが付き合ってくれて。


今回の上映作品は「ディストラクション・ベイビーズ」「湯を沸かすほどの熱い愛」「この世界の片隅に」の、ヨコハマ映画祭らしい3本に加えて、横浜を舞台にしたショートフィルムが2本。


ディストラクション・ベイビーズ
この映画にはモデルがいるらしく、その人は現在は普通に暮らしてるんだって。
その人はどこで戻ってこれたんだろう?気になる。その人の人生が気になる。


柳楽優弥くんはほぼセリフ無く、感情を暴力と表情で表していて不気味だったけど、授賞式では感極まって言葉に詰まってて、本当は感情の豊かな人なんだな、本当に本気で映画に取り組んでる人なんだなと思った。
菅田くんの役は一番のクズだった。早く死んだ方が良いクズ。でもそのクズ役をさらりと演じてしまう菅田くんはやっぱり只者じゃない。


一緒に見てたチイには評判悪くて、ずっと痛いし気分の悪い映画ではある。ごめん。背景とか根拠とか、及ぼす影響とか、そんなものはすっ飛ばしてとにかくすごいもの見ました。誰にも媚びてない、オススメする相手を選ぶ映画。


「湯を沸かすほどの熱い愛」
こちらは映画らしい映画。
タイトルに偽り無し。ポカポカです。
杉咲花はじめ、子供役の子達がみんな素晴らしく、周囲を固める大人たちも愛らしくて憎めなくて良かった。
ただね、所謂「肝っ玉母ちゃん」がちょっと苦手なのでそれがちょっと辛かった。
宮沢りえの肝っ玉母ちゃん、やっぱりキレイ。キレイで可哀想で、愛のある話でした。


この世界の片隅に
第38回ヨコハマ映画祭の作品賞はこれ!
素晴らしい。本当に素晴らしい。


映画は上映されなかったけど、三浦友和さん素敵だった。花束用意して行けば良かった。
のんちゃんキラキラしてた。可愛かった。すずの声も良かったなあ。


それから、ヨコハマ映画祭の授賞式は受賞者のコメントも楽しみだけど、賞状の文言が映画愛と尊敬の念に溢れていていつも素敵です。
スポンサーの付いてない映画祭の運用は大変だと思うけど、同じ姿勢で頑張って欲しいです。
今年も素晴らしい映画祭をありがとうございました。


大崎章監督の新作、まだかな。見たい。待ってます。