『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』

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エドワード・ヤン監督
『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観てきました。


1991年制作。1950年代末期~1960年代の激動の時代の台湾を舞台に、実際に起きた事件を元に作られた映画です。


全体に暗くて霞がかかったような闇と光の世界。


懐中電灯の光。
ろうそくの灯り。
自然光。
見下ろしたスタジオにかかる影。
暗闇から放たれるバスケットボール。
刃物の輝き。
闇の中の乱闘。
見えない殺人や救出。


ハニーの存在や出で立ちはマンガのよう。


少女の奔放さもあり、人が多くて人間関係を理解するのに時間がかかってしまったけれど、たっぷり4時間、少年たちの閉塞感、不安や友情や恋愛、闘争、家族が描かれていて、飽きずに映画に浸りました。


厳しい話だけど、リトル・プレスリーには救われました。歌声も素晴らしい。


闇の中の光の美しさ。
というか、むしろ、闇。
私はそれにすっかりやられてしまったのでした。


一生懸命、強く強くこの映画を薦めてくれた知人に感謝。