「新聞記者」見てきた。

映画「新聞記者」見てきました。


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新聞記者の妻である姉に「新聞記者」と「主戦場」は見てと言われていたこともあり、前情報はほぼ仕入れずに、まずはこちらに行ってきました。


現政権に向けてというか、脈々と続いている捏造や隠蔽や情報リークをエリート官僚やジャーナリストの視点から描いた映画でした。
現実を彷彿とさせる話は色々と出てきたけど政治家は出てこないし掘り下げることはしてないので、まあ実際の組織も文句の付けようが無いんでしょうかね。この映画を疎ましく思う人は居そうなので、桃李くんがこの映画に出たのは勇気あるなと思いました。


組織の犬になれる人が仕事が出来る出来ないに関わらず会社でうまくやっていけるのはどこにでもある事だと思うけど、捏造や隠蔽に手を染めるのは家族のために仕方ないとか言っても結局自分のため。そんなふうに誤魔化しながら回っていく世の中、希望が無いなあ。仕方ないけど。仕方ないのか?ジャーナリストが危険を顧みずに事実を公開するのも本当に大変そうです。 


映画は普通に面白かったし、銀杏の紅葉や赤いマフラー、異常に暗い室内、夜景など、色や映像が印象的でした。エンディング曲も良かった。


シム・ウンギョンの日本語はちょっと気になってしまったけど良い女優さん。桃李くんのラストの葛藤してる演技も素晴らしかった。高橋和也が出てて、年齢より上に見えるのがまた悲哀を感じさせられて良かったです。ほんと良く見るし上手い。男闘呼組の他の人はどうしてるんだろう。