小松左京展「D計画」@世田谷文学館。

小松左京展「D計画」@世田谷文学館に行ってきました。


f:id:SABA:20191211213616j:plain


「D計画」とは『日本沈没』の作中で遂行されるプロジェクト名で、「D」はディザスター(disaster)=災害。人類と壮大な宇宙の関係性を追求し、自然災害や人類が引き起こす戦争など大いなる災いへの危惧を訴え続けた小松左京の〈文学〉こそ、〈D計画〉そのものであった。
ーということで、D計画に焦点を絞った展覧会なのかな?と思ったら、「日本沈没」、「さよならジュピター」、「復活の日」、「大震災'95」等の大作の関連資料以外にも、「モリ・ミノル」名義の漫画、同人誌「対話」、交友関係、猫たちの写真、愛蔵品等々も展示されていました。


漫画の現物は初めて見ました。
映画の絵コンテも丁寧に描かれていました。
観ても読んでもいない「復活の日」、気になります。
小松左京の作品と名言で作られた「小松左京かるた」で遊んでみたい。
交友録も、筒井康隆開高健等との書簡のやりとりが楽しそうでした。本当に仲良かったんでしょうね。


愛蔵品の中にあった腕時計が、止まってるかと思ったら動いていて、でも全然正確でもなく1.5秒に1針位ゆっくりと刻んでるかと思ったら2針カチカチっと急に進んだりしてました。壊れてるんだと思うけど、見てる間はずっと動いてました。今更何で動いてたんだろう。そのエリアの撮影はNGでした。


撮影OKだった猫部屋から、愛猫のお紋との1枚。
f:id:SABA:20191211174054j:plain


大のお気に入りだったピピとの1枚。
「宇宙人ピピ」から名付けたそう。
f:id:SABA:20191211174039j:plain


撮影OKだった、愛用していた机。
f:id:SABA:20191211173618j:plain


f:id:SABA:20191211173636j:plain
机の後ろが本棚になっていたので見てみたら、下段右から2番目にある「世界の文字の図典」が気になりました。
解読できてない文字についても記載されているらしい。面白そうです。まずは図書館探してみよう。


世界の文字の図典 普及版

世界の文字の図典 普及版


気になるところを何度もおかわりして見ていたら閉館時間になってしまい、コレクション展は見れませんでした。今回のチケットで12/22までなら入れてくれるみたいだけど日が差し迫りすぎ。行けるかなあ。