久しぶりに手に取った「ノルウェイの森」読了。
辛かった。色んな事を思い出してしまったから。
子供の頃から、人の死を沢山見てきた気がする。
私が幼稚園の時に隣りのベッドで4ヶ月共に過ごして同じ日に退院したEくん。
小4の時に、先生からEくんの死を伝えられて、どう受け入れればいいのか分からなかった。
辛い治療で「人殺し!」とよく叫んでいたっけ。本当に可哀相だった。
幼稚園から中学までずっと一緒で、部活もパートも同じだった美しい女の子。
私の幼稚園の時から中学まで一緒で、親同士も仲良しだった男の子。
白血病で亡くなった親友。
自己啓発セミナーにはまってしまい、もう距離を置こうと思っていた女の子。
どうしようもないジャンキーだった友人。
自殺の巻き添えをくらって事故死した中学の時の先生。
アルバイト時代にSさんに「息子は女も知らずに死んでしまった」と七夕の日に話してもらって
一緒に泣いたっけ。どうしているのかなあ。
高校生のとき、Nちゃんに「一緒に死んで」と手をつかまれ、
絶壁から引きずり落とされそうになったこと。本当に怖かった。
相手のE先生からは、よく放課後呼び出されて、こっそり先生の車で遠くの町まで行き
うどんなんかすすりながら、彼女の話とか色んな話しを聞いたっけ。
・・・今、彼らのことを思い出せてよかった。この本を読んで良かった。
なんだか色々思い出して泣けてきたけど、もう、このへんでおしまい。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1991/03/15
- メディア: 単行本
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