ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展 「谷口吉生のミュージアム」 @東京オペラシティ アートギャラリー 2005/04/08〜2005/06/26
新生MoMA、建築も気になっていたけど、観に行ったときに感涙してしまったモネの『睡蓮』がどんな風に展示されてるのかが気になってました。
新しいMoMAは、スマートで開放的で美しいけど、『睡蓮』の見せ方の狙いは今までと全然違うみたい・・・これはこれで、気持ちよさそうだけど(写真参照。奥の細長い絵が『睡蓮』)
以前は、壁みたいに大きなついたての奥に大きな『睡蓮』が1点だけ展示されていて、他のものを視界から排除してそれだけを見せる、という展示の仕方だったのでした。
絵を観てあんな風に泣けたのは生まれて初めてだったけど、もうあんな気持ちになれることは無いんですね・・・ちょっとだけ、残念。
まあ、それはそれとして「谷口吉生のミュージアム」。
前半はMoMA中心、後半は谷口吉生がこれまで手がけた美術館等公共建築物が紹介され、1点ごとにかなり精度が高くて大きい模型と、ハイビジョンの映像などでまとめられていて、見ごたえ充分!特に模型は、周囲の水辺や木々の様子から内部の様子まで再現されていて楽しかったです。大型ハイビジョン映像も気持ちよかった。
葛西臨海水族園に久しぶりに行きたくなりました。それから、広島の平和記念公園から南に1本の道が海に突き抜けるように作られたごみ焼却場、広島市中工場もかなり面白そう。行ってみたいなあ。
ところで、図録は5500円。買ってゆっくり見たかったけど、高いよー。ちょっと悩むことにした。Amazonで売ってるのは¥8,501 (税込)。大きな違いはあるのかな?
谷口吉生のミュージアム―ニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展
- 作者: テレンスライリー
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「屏風というかたちで」
同時開催されていたアートギャラリーの収蔵品展。何点か面白いのあったけど、やっぱり屏風は平面より立ててあるのを観てみたかったな。
版画も数点展示されていて、望月通陽の版画が観れてちょっと得した気分。可愛かった。
「中岡真珠美展」
こちらも同時開催。ふわーっとした色の中にシャープでつるっとした質感、新鮮でした。