二科展@国立新美術館

母から二科展の招待状をもらうと、毎年「もうそんな季節なんだな」と思います。


上野から六本木に移ったけれど、会場に一歩中に入れば、そこはやっぱり見慣れた二科展の雰囲気。
とにかく展示作品が多いので、今回は写真だけ見てきました。


どれだけ待って、我慢して撮られた写真なんだろうかと想像してしまうような瞬間の美しさや、その場に居たら「も、死んだ」と思ってしまいそうな程に幻想的な光景。
人、自然、街、動物の様々な場面の一瞬の煌きがそこに写し出されていて、感動しきり。
入選した方たちの初々しさも素敵だけど、やっぱり会員さん、会友さんたちの作品は素晴らしかったです。


招待券をくださる写真家の方が、最近あまり体調が良くないとのことで心配です。


私が二科展に行けているのは母とその方が健在な証拠なのです。
どうかこれから先も、二科展の招待状で季節を感じられますように。