特別展「雪村ー奇想の誕生」@東京芸術大学大学美術館に行ってきました。
雪村の絵は、ユーモラスで、何だか可愛らしかった
です。
何故か、女性よりも、布袋さんとかおじさんとか動物の方が楽しく描いている感じ。
伸びをしてる布袋さんとか、何故か自分の袋を踏んづけてはしゃいでる布袋さんとか、子供にのし掛かられてよっこらしょ、と背中を向けてる布袋さん。
安らぐ。なんて平和。
強風も多く描かれていた。
水の風、山の風。
あとは、波、龍、動植物、山間の家屋、等々。
86才までは現役で作品を描いていたというから、その当時としては随分長生きだったでしょうね。
生きていた時代は戦国時代の頃だったはずだから、世の中そんなに穏やかなはずがないと思うけど、何故こんなに穏やかなんだろう。
歴史に疎いし調べてないので分かりませんが、ちょっと興味が出たかも。そのうちに調べてみよう。
気になるところがいくつか。
「本来は2倍の大きさだった画面を縮めて再構成しているからです。」と解説された屏風絵は、何故縮められてしまったんだろう。何のために。
それから、李白の絵の解説に、詩人には見えない、サンタクロースのよう、というのは何だかどっちにも失礼な気がしました。自由過ぎ。
まあチラシを見ても、最近の展覧会にありがちなユルい感じだったので、解説もユルかったのかもしれませんね。
とはいえ、リラックスして、「バベルの塔」展で得体の知れないものを沢山見てちょっと回っていた毒がすっかり抜けました(笑)
良かった。