シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル~鍵盤の魔術師が奏でるシューベルトの世界~@日経ホール

長年憧れていましたが、やっと行くことが出来ました。

特に忘れられないのが、鍵盤に軽く触れているだけのような、微かな音の美しさ。

難解な譜面に超絶技巧で更に音を足して、一人で演奏してると信じられない状態になっているうえ、どこまでも詩的でどこまでも優しい微音が主旋律の後から後から流れるようについてきて。

メインプログラムのシューベルトだけでなく、オープニングの即興、アンコールではシャンソン等のフレンチ・ソング・メドレー(「枯れ葉」「シェルブールの雨傘」「男と女」「La vie en rose」他)、ノクターン、カツァリス作の1曲まで、夢のようなひとときでした。

どうしたらあんなに美しい音が出せるんだろう………
素晴らしすぎました、カツァリス様。