絵本にみる日本画@佐藤美術館。

絵本にみる日本画@佐藤美術館に行ってきました。


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青山一丁目から信濃町まで散歩して信濃町で待ち合わせ、そこから更に歩いて佐藤美術館まで。結構歩いたな。お天気は良かったけど風が強かった。
秋野不矩朝倉摂、岡村桂三郎、福井江太郎の4人の作家による絵本の原画展覧会でした。


最初に福井江太郎エリアから。
筒井康隆の「駝鳥」が絵本になっていたとは。怖いよ。怖い話。福井江太郎は駝鳥をずっと描き続けているそうで、筒井康隆の「駝鳥」を読んで描きたいとオファーしたそう。余計なものは描かれておらず独特の世界観で、衝撃のラストに向かっていく様は本当に恐ろしく、美しい原画でした。


朝倉摂の「たつのこたろう」はお母さんの竜がキレイだった。この原画も余白が一杯あって、構図も素敵。


岡村桂三郎の「海女の珠とり」は、能の話が元になってるらしく、これもめちゃめちゃ怖い話で衝撃でした。


それから秋野不矩は日本の昔話「いっすんぼうし」と、バングラデシュの昔話「きんいろのしか」の原画があり、いっすんぼうしは人物や桜がすごく可愛くて日本的で、「きんいろのしか」は全然違うテイストでこちらも素晴らしかった。動物の可愛らしさ、色の美しさ。絵が可愛らしいので一瞬気付かなかったけど、話はやっぱり怖かった。


パンフレットを買おうと受付に行ったら売り切れてました。小さいサイズで充実してそうだったから残念。もっと早く行けば良かったなあ。