「ジョアン・ジルベルトを探して」を見てきました。
マーク・フィッシャー著「オバララ ジョアン・ジルベルトを探して」を読んだガショ監督が、すでに自殺して亡くなってしまっているマーク・フィッシャーの足跡を辿りながら色んな人に会い、本人に近付いていくというロードムービー的な、でもなかなか掴み所のない映画でした。
本が出たり映画を撮っていた時期は少なくともご存命だったはずだけど、そのことについてジョアン・ジルベルトはどれくらい知っていたのだろう。そしてどう思っていたのだろう。
マネージャーがドアの向こうに消えたとき、向こうでは何があったんだろう。
登場した関係者たちの話はどこまでが本当なのだろう。
映画のための演出かと思うくらい色々と謎に包まれていました。
バスルームに何時間も籠ってボサノバを作っていたという伝説のバスルームも出てきました。
それにしても、漕いでも漕いでも対岸に辿り着けない舟に乗っている夢のよう。
目的を果たせたのかどうか。
気になる方は見て下さい。
万人向けでは無さそうですが私はまた見たいです。見て、また深読みしたり想像したり……ほんとにミステリアス!