「神田松之丞 講談漫遊記Vol.3」@よみうりホールに行ってきました。
「落語」は何回か観たことがあったけど「講談」の単独公演は初めてで、根本的に日本の歴史に疎くて何の予備知識も無かったのですが、枕で解説してもらった後、スッとネタに入ったらそこからはもう何の違和感もなく様々な人達の人間ドラマを観ることが出来ました。引き込まれました。
「汐留のしじみ売り」は鼠小僧次郎吉の話。
そんな子供はいないしそんな女性もいないのに、子供に見えるし女性に見えてくるというミラクル!
「鮫講釈」は、落語のネタを落語家さんから教わって講談にした、実話を元にした話らしく、キレイにオチもついてて面白かったです。
赤穂義士伝 「南部坂雪の別れ」では涙が出てしまいました。まさか泣くとは。赤穂義士は常識程度にしか知らないし時代劇ほぼ見たことないし子供の頃にはこの時期になると一日中ドラマやってるチャンネルとかあっても見たことないし全然好きでもなかったのに、このほんの数十分の語りでその決意や悲しみが心に刺さってしまった。
よみうりホールを包む空気。
何だろうあの魔法は。
身1つであんなことが出来るの凄いなあ。
前座の松麻呂さんも良かった。
もっと講談を生で観てみたくなり、お正月にも行けたら行くつもりです。
観れるかなあ。