CDなど整理してたらヴィンセント・ギャロの「When」が出てきて、久しぶりに聴いたらすごく良くて何度も聴いてる。
ヴィンセント・ギャロというと「バッファロー66」は大人気だけど「ブラウンバニー」は相当酷評されてたなと思い出し、そういえば持ってたのでこれもほんと久しぶりに見た。
ネタバレはしませんが、何にも無くて限りなく美しくて、でも、自分勝手で幼くて結構最低は最低。
オーディオコメンタリーの恨み節。
場面とは別に作られた音楽キャプチャー。
ソルトフラッツの滑走。
ただ分かりやすく「キレイ」には見せてもらえない映像美。
ずっと夢の中にいるような展開。
ガサツで繊細。二律背反。仕事すると誰も近寄らなくなると自分でも話していて、そうでしょうねとも思うし、遠くから見ていたいとも思う。また観たくなると思う。人におすすめはしないけど好き。心配になってしまったのは問題のシーンじゃなくて、ゲリラ的に撮影したというパーティーのシーン。問題のシーンなんかよりこっちの方が本当に嫌悪感ある。嫌だ。ドキュメンタリー風だけど、ゴールありきで作られた映画だから、と思うことにする。そして、最低だけど何故か懐かしくも思った。
開始10分で退席した人やこの映画に酷評してた映画評論家は、映画に何を求めてたんだろう。まあ、映画館で皆で観るような映画では無かったのかもね、とは思うけど。