HEATWAVE@duo MUSIC EXCHANGE

急きょ行けることになり、ギリギリで初めて参戦してきました。

ギター&ヴォーカルの山口洋さんは、めちゃめちゃダンディな色気のある方で、ギター数本とブズーキを次々と持ちかえて、掻き鳴らし、歌い、叫び、語りかけ、メンバーの方を煽ったり促したりしながらその場にいるの全ての人をひとつにしていました。

ストレートなロックンロール。
ストレートなメッセージ・ソング。
この感じ。初めて聞くのに懐かしい。
湿度を持って重く深く考えさせらるような歌。
心に力を与えてくれるようなライブでした。


満月の夕、沁み入りました…


また近いうちに、是非!

シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル~鍵盤の魔術師が奏でるシューベルトの世界~@日経ホール

長年憧れていましたが、やっと行くことが出来ました。

特に忘れられないのが、鍵盤に軽く触れているだけのような、微かな音の美しさ。

難解な譜面に超絶技巧で更に音を足して、一人で演奏してると信じられない状態になっているうえ、どこまでも詩的でどこまでも優しい微音が主旋律の後から後から流れるようについてきて。

メインプログラムのシューベルトだけでなく、オープニングの即興、アンコールではシャンソン等のフレンチ・ソング・メドレー(「枯れ葉」「シェルブールの雨傘」「男と女」「La vie en rose」他)、ノクターン、カツァリス作の1曲まで、夢のようなひとときでした。

どうしたらあんなに美しい音が出せるんだろう………
素晴らしすぎました、カツァリス様。

ウッディ・アレン最新作。

「カフェ・ソサエティ」見てきました。
女優さんや衣装がすごくキレイ!
ポップで、オシャレで、ロマンチックで、ちょっと痛みがありました。

ラストはあそこで終わらせたことが「夢」なのかな、と思う。



ウッディ・アレンは、今になってこういう映画を撮るんだなあ。


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特別展「雪村ー奇想の誕生」

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特別展「雪村ー奇想の誕生」@東京芸術大学大学美術館に行ってきました。

雪村の絵は、ユーモラスで、何だか可愛らしかった
です。
何故か、女性よりも、布袋さんとかおじさんとか動物の方が楽しく描いている感じ。

伸びをしてる布袋さんとか、何故か自分の袋を踏んづけてはしゃいでる布袋さんとか、子供にのし掛かられてよっこらしょ、と背中を向けてる布袋さん。
安らぐ。なんて平和。

強風も多く描かれていた。
水の風、山の風。
あとは、波、龍、動植物、山間の家屋、等々。


86才までは現役で作品を描いていたというから、その当時としては随分長生きだったでしょうね。

生きていた時代は戦国時代の頃だったはずだから、世の中そんなに穏やかなはずがないと思うけど、何故こんなに穏やかなんだろう。
歴史に疎いし調べてないので分かりませんが、ちょっと興味が出たかも。そのうちに調べてみよう。

気になるところがいくつか。
「本来は2倍の大きさだった画面を縮めて再構成しているからです。」と解説された屏風絵は、何故縮められてしまったんだろう。何のために。

それから、李白の絵の解説に、詩人には見えない、サンタクロースのよう、というのは何だかどっちにも失礼な気がしました。自由過ぎ。

まあチラシを見ても、最近の展覧会にありがちなユルい感じだったので、解説もユルかったのかもしれませんね。

とはいえ、リラックスして、「バベルの塔」展で得体の知れないものを沢山見てちょっと回っていた毒がすっかり抜けました(笑)
良かった。

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔 」展

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ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲルバベルの塔 」展@東京都美術館、見てきました。


なんという細やかさ。
レンガを運ぶ仕掛けや、レンガが落下した破片。
そして周囲の風景や港。
役割を持たせ配置し全体に描き込まれた絵の中で働き、暮らす約1400人もの人々。
細かすぎ!
細かくて、壮麗で、壮大で、色も鮮やかで。
ずーっと見ていられるけど、近くで見たかったら足を止めてはいけない仕様になっていたので、ぐるぐると何周もしてしまいました。


比較的大きな螺旋の建造物、グッゲンハイム美術館では、中にいたらちょっと酔った。バベルの塔くらい大きな建造物だったらどんな気持ちになるんだろう。小人になって中に入ってみたいと思いました。


バベルの塔を堪能してから最初に戻りまして。


「枝葉の刺繍の画家」という画家の絵が2枚。
《聖カタリナ》と《聖バルバラ》。
二人とも美人。
そして、作者の名前を決定付けた枝葉の刺繍のドレスがどちらも本当に色も刺繍も美しくてうっとり。
誰か再現してくれないだろうか。着てみたい。


ハンス・メムリンク《風景の中の2頭の馬》。
白馬と栗毛の馬。そして白馬には黒い猿か赤ちゃんみたいな何かが乗っていて、その乗っている何かについては題名では何も語られていない。
どういう意味があるんだろう、、、


ボスの絵が2枚も来ていてミステリアスでした。


《放浪者(行商人)》の、屋根の水差し、鳩小屋、白鳥の看板もこの建物が娼館であることを意味しているらしい。放浪者の男の荷物には猫の毛皮がぶら下がっていたり、胸元から何かの足が出てたり、靴の片方はスリッパだったりもするし、何かまともな決まったものを売っている訳でも無さそう。
見れば見るほど謎めいた絵。


《聖クリストフォロス》の子供がキリストらしい。
水差しが木上にあり、中から男が顔を覗かしている。
刺されて吊るされた熊、廃墟の怪物、小さな老婆。
老婆が一番気持ち悪かった。
全部の大きさのバランスがすごく気持ち悪い。
解説を読んだけど、他にも色んなものが描きこまれていた。何を暗示してるんだろう。


ボスに基づく絵や、フリューゲルスの版画もあり、不思議なものや怖いもの、気持ち悪いものも沢山見ました。面白いけど怖い。


今回の展覧会の絵は、その年代の今まで見たことのあるオランダの絵とは比べ物にならないくらい、どれも本当に色も鮮やかでびっくりしました。


そういえば大友克洋バベルの塔の内側はどこにあるのかな。と思ったら、入場制限がかかっていたら必ず通ると思われる、入口左手のスペースにありま
した。見落とすところだった。


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大友克洋《INSIDE BABEL》。
先程まで、中に入ってみたいと思いながら見ていたバベルの塔の内側が、本当にあのバベルの塔の内側はこうなってるんじゃないかと思えるくらい、自然に詳細に描かれていて最高!
大友克洋と、バベルの塔の精密さ、確かに共通点が感じられますね。素晴らしい。


聖書なんて滅多に開かないけど、久しぶりに創世記を読み返したくなって開いています。


開催中にまた行っちゃうかも。
でもきっとどんどん混んでいくんだろうなあ。


ゆっくり見れて良かった。

ぽんこつ

2日間で、大きな米袋12袋分の雑草を刈り、筋肉痛に筋肉痛が重なって、現在よれよれのぽんこつです。
もうあれ以上は頑張れない位頑張ったので終わらなかったけど達成感はありました。


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榎に何か住み着いていたらしい。反対側を見たらいくつも穴が増えていた。何だろう。テンか、鳥かな?




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一年中紅葉している紅葉。




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草取りをして梅の古木に近付けるようになり、よく見ると、今年は沢山実を付けていました。偉い。




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枇杷が育っていました。小さい。




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家の向かいの木に自生した猿の腰掛け。




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咲く気配も無かったのに、今日、いきなり咲いた、漱石の小説のタイトルにもなっている虞美人草
ひなげし、コクリコ、アマポーラ、ポピー。
色んな呼び名があるそうです。美しい。
帰るまでに間に合って良かった。




そして、東京戻り前に来ればと言われたので、先輩の店に寄り道。
ちゃんとしたライブ日ではなく、リハーサル日だった。
鈴木茂トリビュートライブやるらしい。
はっぴいえんどの「花いちもんめ」は大好きな曲。
「夏なんです」もとても好きだけど、あれは細野さんの曲なのでやってなかった。

鈴木茂さんの曲はどれも難しそうだけど、楽しそうで何より。

店を出て、自分が吸ってもいないのにタバコ臭くなってる感じはすごく久しぶりな気がする。
止めれば良いのにとは思うけど、この感じもまた懐かしい。

新緑の季節

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埋め尽くす木々。



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見下ろす榎。



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石楠花が咲いていました。



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梅の古木。逞しい。



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那珂川岸のレストランまでドライブ。
テラス席から。



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快適でした。



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父の知人が眠る、阿弥陀寺の垂れ桜。
樹齢300年以上だそう。
大きすぎてフレームに収まりませんでした。



明日は伐採と草取りをしたいと思ってるけど、
終わる自信はありません、、、

Can we still be friends…

半分子供だった頃に聞いていた音楽を作っていた人たちの、同窓会兼忍ぶ会に参加。

ずっと謎だった、何が歌われていたのかという疑問の答えと、その音がどこでどんな風に作られたかを、初めて知ることが出来ました。

みんな時効だからと好き勝手なことを言って、言いながら宙に向かって断りを入れたりして。

彼が居なければ出会うことも無かった人たち。
出会いも、再会もまた、奇跡的な事。

どれだけ影響力の強い人なんだろう………

モロに影響を受けることが出来て、幸せでした。
ありがとうございました。

ポール・マッカートニー ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017

ポール・マッカートニー ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017@東京ドーム公演に行ってきました!

声出てるし動いてるし全然水飲まないし、39曲!だし名曲の嵐だし、ビートルズの人が生きてて現役ってだけでもありがたいのに素晴らしいパフォーマンス!
凄すぎました。
ポールが米粒みたいに小さくしか見えないような席だったのにも関わらず、会場の一体感に鳥肌が立ちました。

ビートルズウィングスもポールのソロももっと聞かなくちゃと思ってるくらいのライトファンなのですが、周囲にはコアなファンが沢山居たので聞く機会はあったし、コピーしたりカヴァーした曲も結構あるし、遊んだりお仕事させてもらったりしたので、色々と思い出して、懐かしさに胸が締め付けられたりもしました。

ちなみに高校生の頃、初めてコピーしたビートルズの曲は「Ticket To Ride」。
当時、この曲が特別な1曲になるなんて知るよしもなかった。
私にとって、大切な、思い出深い曲です。
まあこの曲は実質的にはジョンの曲みたいだし、演奏してないけれども。

懐かしさはさておき、ポール・マッカートニーの今が凄い!
見れて良かったと心から思います。
本当に見て良かった。

これから行く人が羨ましいな。