ルーベンス展→ムンク展、アートアニメーション。

日曜日の事ですが、ルーベンス展→ムンク展@上野、最終日に行ってきました。


まずルーベンス展から。
私のアニメの原点「フランダースの犬」の最終回で有名な《キリスト降架》を含むアントワープ大聖堂の祭壇画の4Kシアターがあり、4K ならではの圧巻の映像でした。綺麗すぎて距離感が無く迫ってくる感じは現物を見るのとはまた違うのですが、凄いです。
本編の方は、家族の肖像画がとても良くて、子供たちは宗教画の天使たちよりも可愛くてほっぺたが真っ赤っ赤でした。愛娘のクララの肖像も美しかった。この絵が描かれた数年後には彼女は亡くなってしまったのですが ……
宗教画に描かれた天使も男も女もデフォルメされた筋肉や表情で凄い迫力でした。カトリックの華やかさの真髄という感じ!外交官もしていたルーベンス。多忙の中、あれだけの絵をどうやったら描けるんだろう。超人です。
売店にはフランダースの犬とのコラボグッズもありました。フランダースの犬ルーベンスをいつか見てみたいと子供心に思ったし絵を見るのが好きになったと思う。


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ムンク展は、チケット持ってても並ばなきゃならなくて約1時間待ちでしたが、そこまでひどい混雑ではなく、時間は掛かったけどゆっくり見てきました。



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今回はもちろん「叫び」が展覧会のイチオシなのですが、マドンナも接吻も吸血鬼も官能的で素敵だし、ムンクの自画像も楽しくて(と言って良いか分かりませんが)見所満載でした。
それから今回何故かどうしても気になったのんは木版画の「浜辺の二人の女」。もしこの絵が部屋にあったら、何だか色々想像したり考え込んで病むかもしれないと思った。怖い。


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入るときは人が多くて気付かなかったけど、会場出たところにムンクをアニメーションにしたアート作品があり、登場人物が前衛的なダンスをしながら変化していて、色んな事するなあと思った。その後音出会に行ったら、どんどんギャラリー化してるたけちゃんの家にまた新作が届いてて、何かと思ったらiPadで、応挙の蝶をアニメーションにしてiPadごと販売してるという作品で、額縁にiPadごと入れて、何か凄いことになってた。


月日は驚くような早さで流れていくし、世の中はどんどん進化していくし、時代の流れについていけないよ。


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