「関心領域」みてきた。

「関心領域」見てきました。


壁のこちら側の日常の風景。
美しい花。
違和感のある音と言葉と煙突の煙。
サーモグラフィーで映し出される光の尊さ。
ほんの少しだけ描かれる異常と正常の境界線。
暗闇の先にあるリアルと、私自身との距離。

 

エンディングの最中、足の先から頭までが総毛立ち、それが上から下から後から後から止めどなくやってきてその状態が映画が終わってからもしばらく続きました。映画に限らず、こんな感覚は生まれて初めてだと思う。頭より先に体が反応してしまった感じ。そして、今でもまだ、思い起こす度に微かにやってきて私を強ばらせています。

突きつけられて、初めての体験をしています。

必要なのは、ほんの少しの知識と感受性。
これは映画館で見るべき映画でした。是非。