怖い絵展@上野の森美術館

少し前ですが銀杏が鮮やかに色付いた頃、怖い絵展@上野の森美術館に行ってきました。


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随分テレビでも宣伝してたし、混んでるのは仕方ないなと思っていたけど、入る時に1時間以上並んだだけで、入ったらそこまでの混雑では無かったです。


あんなに並んだのに何故?と思ったけど、音声ガイドの解説のある場所は混んでた、という感じだったのでした。
音声ガイド有りの絵の順番待ちで全く絵を見てない人が音声ガイドの無い絵の前を塞いでたり、超有名な画家の絵なのに音声ガイドが無いせいなのか誰も居なかったりしました。


私は解説を聞きながら絵を見ることが出来ないので出来れば無音であって欲しかったけど、周囲のヘッドフォンからの音漏れと、少しずつでも前に進むように促すスタッフの方の声で結構消耗してしまいました。ヘッドフォンしてる人にも伝えなきゃならないんだから大変です。


展覧会のコンセプトも演出や情報量が多いのも面白いけど、もう少し静かに見たかった。
音声ガイド使わない人には耳栓渡して欲しい位だったなあ……


でも音声ガイド無い絵はほぼ独り占め状態でゆっくり見れたし、混雑してる絵も並んで見てきました。
本当に混雑してる展覧会だと見ることも出来ないから、ちょっと特殊な展覧会だったかも。
ミュージアムショップも、お会計してる人が誰も居ないのが珍しくない位空いてました。入場制限で並んだのは幻か?と思って外に出たらまだまだ長い行列が出来ていました。不思議です。


絵の方は「その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる」というキャッチコピーだったけど、「名画に描かれた恐怖」というくらいストレートな絵が多かったです。
恐怖なのか悲劇なのか分からない部分もあったけど。
本当に闇の深い怖い絵では無く「怖いね」という感じで、寒くなるような怖さでは無かった。
音声ガイド使ったらより恐怖を楽しめるナレーションが聞けたのかもしれないです。


絵の感想になってないか。
面白かったです。
本当に面白かったし混むのも分かるけど、やっぱり静かに見ないと怖さも半減しちゃうかなあ。
ちょっとだけ残念でした。