上野で1日

SABA2005-09-07

まずは二科展、今年は母と上野で待ち合わせて行ってきました。
毎年母の教え子さんが招待状を送ってくださるので、招待状を見ると「もう9月なんだな〜」って思います。秋の風物詩ですね。
ひとつめの会場、上野の森美術館でゆっくり写真を見て、精養軒でランチして、次の会場、東京都美術館へ。
目的の作品は絵画と写真1つずつで、どちらも東京都美術館に展示されてました。写真も絵画も、壁一面にびっしりと展示されているので、全部見る気にはちょっとなれないのですが、目的の作品がすんなり見つかったので良かった・・・。目的が達成されてしまったので、タレントさんの絵画とかも、全然見ないで出てきちゃいました。
お隣りの会場で、ルーヴル美術館所蔵古代エジプト展が開催中だったので、ちょっと一休みして入場。
ルーヴル美術館所蔵展なんだから博物館的なものより美術品が多いのは考えたら当たり前だけど、またミイラでもあるのかと思ったら無くて、美しい展示品でいっぱいでした。
特に凄いと思ったのは、ジェドホルの石棺の蓋。蓋だけで本体は無かったけど、表面に細かく彫られたヒエログリフと、頭上に太陽を掲げた女神の姿は完璧で、圧巻でした。あれは国外に運び出すの大変だったろうなあ。私だったら怖くて少しも動かせません。誰にも頼まれてないですが。本体にもすごい装飾が施されてそうで、ちょっと気になります。
「カバの小像」も、青くて小さくて可愛かった!じっくり観ちゃいました。
死者の内臓を入れておく壷なんかもあって、キレイだったけどちょっと気持ち悪かったです。
他にも、ステラとか、護符とか、小さな像とか、色々観れて楽しかったけど、あんまり覚えてないのは、いつもは借りない解説が聞ける機械を借りたために、観ることにどうも集中できなかったからかも。
解説ちょっと長すぎだし、聞こえてくる細かい単語を把握しながら観るのにも集中するなんて、私には無理・・・。すごく混んでるときとか、急いでるときとか、お勉強のためだったら良いのかもしれないけど、あれはやっぱり苦手です。もう借りるのやめて、詳しく知りたかったらあとで図録見ることにしようっと。

余談ですが、東京都美術館の前で、こじんまりと「ゲゲゲの鬼太郎」のあの、ほわ〜んとした音を出しているのこぎり奏者ソーヤー谷村さんがハープと演奏してました。ヘブンアーティスト、あの控えめな感じが良いなあ。
美術館をはしごしてかなり消耗したらしく、帰宅して気がついたら爆睡してました。帰りに「24-TWENTY FOUR- シーズンⅣ」の1巻を当日料金で借りてきたのに、気がついたらもう期限過ぎてた。あーあ。

■ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展