「あつい胸騒ぎ」観てきた。

「あつい胸騒ぎ」観てきました。

内容に触れるのは止めておきますが、病気を扱っているからといってそこで泣かせに掛かるような映画ではありません。

映画上映のあと、急遽まつむらしんご監督が舞台挨拶されて言っていたのですが、監督が舞台を観て感銘を受けて映画を作ろうと思い立ち、原作者の承諾を得て、登場人物も一人一人面識もないのに依頼を掛けて全員から承諾を貰って、オリジナルキャラクターのター坊を導入して映画化が実現したんだそうです。

控えめに言って素晴らしかった!

原作も脚本も監督も男の人なのに、何で女の人の心のぐちゃぐちゃした葛藤が分かるんだろう。

ヒロインの吉田美月喜も初恋の相手役の奥平大兼もすごく良くてこれからきっと跳ねると思うし、役名の付いてるキャラにひとつも無駄がなく、爽やかな気持ちになりました。

ター坊がオリジナルキャラと聞いたら彼のいない原作と舞台もすごく気になる。存在感が凄くて何者かと思ったらなんと浅野忠信CHARAの息子さんでした。普段別人なんだろうな。

この映画に関わったすべての人の今後が楽しみになるような瑞々しい映画から、しっかりエールを受け取りました。機会があればぜひ。

「小さき麦の花」観てきた。

「小さき麦の花」観てきました。

とある中国の、家族の厄介者同士の2人が一緒になり、強者に搾取されながらも約束を守り、働き、家をレンガから作り、ロバや鶏やツバメにも愛情を注ぎ、慎ましく貧しくとも思い遣りに満ち溢れた静かな生活を送っていく。

住処を壊されても放たれても住み慣れた元の土地に帰っていく動物達と、小さな幸せを噛み締めながら暮らす夫婦の美しさ。

現代の現実にもこのレベルの貧困層が存在しているらしく、中国の都会の若者達の間で社会現象、奇跡と呼ばれるほど大ヒットしたそうです。

本当に絵画のように美しくて優しさがあって、主人公の2人が素晴らしいのだけど、ここまでの貧困層が今の中国に現実に存在してるのであれば何とかしてくれよという気持ちにもなり。

貧しくとも畑を耕して家を作って、少しずつでも生活を立て直す強さが彼らにはあったから、美しい、感動したとか言って見ていられるけど、普通の人はこんなに頑張れないのがまた現実なんじゃないかとも思うし。

まあでもそこは横に置いて、地に足を付けて自然と共に暮らす二人は貧しくとも心は満たされていたと思えるし、放されても家を壊されても戻ってくる動物たちにも心を掴まれました。

本来は、心はそうありたいと。

根本はそこなのかも。

 

余談ですが、主人公の夫役の俳優さんは、実は映画の中で本当の奥さんと夫婦共演されていたそうで、実はお幸せのようで良かった。

そうだった、これ映画でした。

坂本龍一さんがいた世界

戦場のメリークリスマスシェルタリング・スカイYMOもその他の作品も、無かったかもしれない世界なんてもう想像も付かないのです。

この世に生まれてきて、音楽家として生きてくださりありがとうございます、と言いたいです。

コンサートではあまりにも美しくて何度も涙が出ました。

NHKスペシャルでの一曲一曲を噛み締めるような演奏、本当に心に沁みました。

唯一無二の偉大な音楽家
本当に寂しいです。寂しすぎる。悲しい。

ありがとうございました。

 

目的地まで。

ひたちなか海浜鉄道に初めて乗って、那珂湊駅から徒歩10数分、館山七ヶ寺と呼ばれるお寺が集まるエリアまで歩いてみました。

ひたちなか海浜鉄道駅名標の文字の一部がイラストになっててすごく可愛いのだけど、駅名標だけでなく町中の案内表示もデザインされていた。可愛い!

 

突如現れた鉄塔の始まり。(終点かも)

 

どこまでも真っ直ぐな線路。

 

今回伺ったお寺ではないのだけど思わず足を止めた、館山七ヵ寺の垂れ桜。

 

春だなあ。

本格的再始動

すみません、書けることがなくまた空いてしまいました。それでも見に来て下さっている方々には申し訳ない気持ちで一杯です。ここを知っている知り合いの方とかかなあ。すみません。これからはぼちぼち書くようにします。

今月は、母と暮らすための引っ越しと転職が控えています。やっと本格的再始動に入ります。
まずは父の一周忌の法要のためにひたちなか市へ。
早めに駅に着いて、駅前のサザコーヒーにてカプチーノでひと休みです。ずっと味覚嗅覚障害が残っててコーヒーも全然飲みたいと思ってなかったけど、やっとここまで来たなあと思う。
まだ若干バカ舌だけどそれでも嬉しいです。

 

この年で、こんなに生活を変えることになって不安もあるし期待も同時にあって、でもこの変化は恵まれていると思うし前向きに頑張りたいです。
今の会社のことをここにも少し書き残してあるけど、あの生活では母と暮らすの無理だしね。

色々思いつつ、そろそろ法要に向かいます・・・

立て続け。

中学生の時、初めて買ったアルバムは高橋幸宏「音楽殺人」でした。
中目黒や六本木辺りで何度かお見かけしたものの、神々しくて遠目に見るのみだった。いつでも本当に隙がなく素敵でした。

詩人の天沢退二郎さんもお亡くなりに。お話聞きに行ってサインも頂いた。行って良かった。

ジェフ・ベックも。ギターショップとかめちゃめちゃ聴いてたな。また聴こう。

鮎川誠さん、ここまで来るともう脱力感。
ライブもよく行ってたし、ロン・ウッドの記者会見でもお会いした。
日比谷野音ではずぶ濡れに。良い思い出です。

全員いつかは亡くなるんだけど、分かってるんだけど、こんなに次々と好きな人が亡くなるのは辛いです。
生きていくって見送るということだから、まだまだ見送らなくちゃならないんだろうな。心しているつもりだけど、やっぱり寂しい。

明けたので

完全放置していたのは何にも書けることが無かったからでした。アクセスしてくださっていた方には申し訳ありませんでした。
昨年は色々あって自分自身も身動きひとつ取れず失われた日々としか言えないけど、年も明けたので気持ちを入れ替えて元気出していきますよ。
完全復帰まであと少しです。