諸星大二郎 原画展@スパンアートギャラリー

諸星大二郎 原画展@スパンアートギャラリーに行ってきました。


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小規模でしたが、かなり堪能!!
ギャスパー・クラウス「序破急」のCDとLPの見開きの原画もあり、複製画も販売してた。
夢の中とか身に覚えのあるような光景があったり、エッシャーの世界だったり、ケンタウルスみたいだけど上半身だけでなく後ろ足も人間だったり、独特の艶かしさもあって、気持ち悪いんだけど可愛くもあり、楽しい。原画は生々しくて素晴らしかった。
また漫画も読もう。

[CD] ギャスパー・クラウス「序破急」(日本盤オリジナルジャケット仕様)

[CD] ギャスパー・クラウス「序破急」(日本盤オリジナルジャケット仕様)

ラジオドラマ化、アニメ化、実写化。

「バナナフィッシュ」のアニメ化が決まったからなのか、ラジオドラマの再放送やってた。
聞き逃し配信様々。


http://www.nhk.or.jp/audio/html_se/index.html


「海街ダイアリー」実写版は、雰囲気はあったし姉妹はもちろん4人とも凄く可愛かったけど、原作への思い入れはあまり感じなかった。何のエピソードが入っていれば良いってモノでもないけど。
アニメは吉田秋生のファンの方が作ると良いな。作ってる人の原作への愛が作品に現れると良いな。


銀河鉄道999」の実写生ドラマは、ただただ「銀河鉄道999」として見ていられるかが気になる。
色々と、すごく気になる。
スカパー!見れないけど、そのうちどこかで見れるかなあ。


それとも見ない方が良いのだろうか。
原作好きなもの程見方が難しい。

弧狼の血

観てきました。


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すごく痛そうなシーンは目を瞑りましたが面白かった!キャストが良いと安心して見れますね。
監督は白石 和彌監督。松坂桃李くんは「彼女はその名を知らない鳥たち」も良いクズ役だったし、今回も良かったな。クズじゃないけど。続編は主演らしいのですごく楽しみです!


中村 倫也くんがとても印象的でした。少ししか出てないけど存在感が凄い。江口洋介もカッコ良かった。竹野内豊は「彼女は~」のクズ役の方が存在感は発揮してたかも。竹之内豊でないとダメな役が見たい。ちょっと現実に戻って「小説(作り話)ぽいな」と思ってしまったのが真木よう子の役どころか。でも声が好き。


昭和っぽい固いナレーションは緊張感あって好き。
あの感じ、めちゃめちゃ懐かしいです。

成長するウグイス。

実家で木を切っているとき、森の中でウグイスが上手に鳴いていたので、ウグイスがお正月頃に比べてずいぶん鳴くのが上手くなってて可愛かった、と友人に話したら、それはとても興味深い話だ、と言われた。


考えてみれば、都会にずっと住んでたらウグイスが最初は鳴くのが下手でもだんだん上手になっていくなんてこと、知らなくても当たり前か。
そのことに初めて気付いた。


そういうこと、他にもありそう。

侵食植物。

藤の花はきれいだけど、他の木によじ登って絡まり、ぐるぐると巻き付き覆い被さってくる。怖い。


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ニセアカシアは花も咲くし食用にする地方もあるみたいだけど毒を持ってるしゾンビのように強くて増えるし周囲の草木に悪影響ありすぎ。
要注意外来生物リスト」指定植物。


笹が隣の敷地との境目にあるのは目隠しになって良いけど、めちゃめちゃ伸びて重みで寄りかかってきて、風通しも日当たりも悪くなるし、根こそぎ抜くのが不可能なので邪魔で仕方がない。


他にも邪魔で迷惑な植物が実家の庭で見かけて本当に気になってたので、とにかく成長だけでも止めなければ、と切れるだけ切ってきた。


今回は草取りじゃなく伐採。
崖に生えてるのは足場が悪くて近付くのも容易では無かったけど、それでも切りに切りまくり、米袋に約40袋。体が痛いよ………
撲滅したいけど力と時間が尽きてしまったので、夏を越えてから秋~冬にかけて藤とニセアカシアの撲滅に向け考えよう。


こんな面倒な家じゃなく庭の心配のいらないどこぞのマンションにでも引っ越したい、とは母の弁。
悩ましい、悩ましい。

マカロニほうれん荘展@Animanga Zingaro

マカロニほうれん荘展@Animanga Zingaroに行ってきました!!!


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すごいものを見てしまった。
修正のホワイト跡のひとつも無くスクリーントーンも使ってない、恐ろしい程完璧なクオリティの作品といえる原稿ばかり。
当時のこんな貴重な原稿を今になって見ることが出来るなんて思ってもみませんでした。


私がこの漫画に出会ったのは小学生の時になりますが、7才年上の中学生だった姉と「マカロニほうれん荘ごっこ」するくらい大好きでした。
今日、「マカロニほうれん荘」が色んな意味で本当に素晴らしい漫画だったと改めて知ることが出来て嬉しかったです。


鴨川先生が今年5月に描かれたイラストがありました。書き下ろし!

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会場に流れるBGMも、鴨川先生の選曲だったそう!
直筆のリストがあり感激しました。漫画の中にも音は良く描かれてたなー。脳内再生してました!

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まさか今になって見れると思ってなかった+こんなにもここまで凄い事を想像して無かった、という衝撃度では、今年一番どころか今までで一番だったかもしれない原画展。もっと見たいし見て欲しい!見れなかった人が沢山居るのは残念だし、いつかまたの開催を楽しみに願ってます。

ヒデキ、感激。

BSフジで西城秀樹の追悼番組として「ザ・スター・リバイバル」の再放送をやってたので見てみたら、全盛期のヒデキがめっちゃカッコ良くてびっくりした。
歌うま!!スタイルすごい!!足長い!!
そしてとにかくパフォーマンスがドラマチック!!
曲もドラマチックなんだけど、あんなドラマチックなステージしてたんだ、とびっくり………初めて聞く曲もあり(超有名な曲しか知らなかったので)、セットは特に装飾もなくて、それでも一気に見てしまいました。
本当にすごかったんだな………

ヒデキの全盛期のライブとか映像をもっとまとめて見たいよ!!

JAZZ LIVE、学生気分、杉花粉。

先日、新宿Somedayに行ってきました。


ウッドベースにピアノ、AS、ドラムのカルテット。スタンダードナンバー中心の、色っぽいカッコ良いライブでした。もっともっと聞きたかった。


ライブのあと先輩たちと合流し、学生御用達的なお店の閉店間際に駆け込み、音楽や漫画の話などしながら追い出されるまでいた。何にも変わらない感じ、貴重でありがたい。


ところでsomedayのマスターは花粉症が酷いらしく、日本には花粉症患者が大勢いるのに日本が杉を植林し続けていることにご立腹のようだった。
確かに杉は増え続けているのに、未だに少花粉種の杉の植林が進まない、という話を聞いたことがあるけど何でなんだろうと調べてみたら、結局のところ決定権のある人が花粉症で苦しんで本気にならないと何にも変わらないということみたい。
権力者が全員花粉症になったら変わるのかな?
それとも、それでも花粉症で潤ってる医薬品業界との戦いになるのか。
増え続けている杉と杉花粉の被害者、もっと問題が表に出ても良いのにこの闇も深い。

「聲明コンサート ~ 仏教音楽の世界」@エコルマホール。

「聲明コンサート ~ 仏教音楽の世界」@エコルマホールに行ってきました。


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一部は聲明の解説、二部が聲明で客席の一番後ろに大日如来様の掛け軸を掲げて、そこに向けて唱える形でのコンサートでした。


以下、演目と解説を頂いたので一部メモ。


◆吹螺三声(スイライサンセイ)
一切の衆生を覚悟させ、また諸々の罪を消滅させるために法螺を吹きます。法螺の音には善神を呼び集め、悪魔を降伏する力があるともされています。

◆四智梵語(シチノボンゴ)
真言宗の教主である大日如来を賛嘆する梵語の曲。7世紀頃、インドで作られました。四智梵語と呼ぶのは、この曲が四如来(阿閦・宝生・阿弥陀・不空成就)の智慧を表していることによります。

三宝礼(サンボウライ)
「仏」・「仏の教え(法)」・「仏の教えをひろめる僧」の三宝に対して礼拝をする際に唱えられる曲。

如来唄(ニョライバイ)
如来の長寿を讃嘆する曲。老僧のように重々しく唱え、参列者が心静かに法要を臨めるよう道場を静粛にします。

◆散華(サンゲ)
香華(香りの良い花)を道場に散らして本尊に供養する漢語の讃歌。散華師が頭句(冒頭のソロパート)を発音し、職衆が助音(斉唱)します。(花を模した紙を散らしていて、終わってから配っていたけど無くなってて頂けず。どんな香りが付いてたのかな)

◆対揚(タイヨウ)
散華の付随曲。散華師と職衆が交互に本尊を称讃します。「対揚」とは、仏の説法の場において、問答を行って仏の意向を発揚する意味。

◆発願(ホツガン)
「発願」とは行いを発こすこと。仏法が興隆し、五穀が豊かに実り、施主が無病息災に護持され、ひいては全世界に平等の利益があるようにとの願いを発します。

◆四弘誓願(シグセイガン)
全ての仏菩薩が起こす四つの誓い(衆生無辺誓願度・煩悩無辺誓願断・法門無辺誓願学・無上菩提誓願證)を唱えます。

◆表白・神分(ヒョウビャク・ジンブン)
「表白」で導師が本尊に対して法会の趣旨や所願を申し述べ、「神分」で仏教を守護する神々に法楽(読経等により神仏を楽しませること)を捧げ、施主の願意の成就を祈願します。

◆勧請(カンジョウ)
釈迦如来をはじめ、諸々の如来、尊き聖教、諸菩薩、仏法守護の諸天を至心をもって勧請(仏の来臨や神託を請い願うこと)し、人々の願いが成就することを祈ります。

◆揚経題ー転読ー(ヨウキョウダイ テンドク)
導師が経の第一巻を取り、経題(『大般若波羅蜜多経』)及び品号(「初分縁起品第一」)を唱え、職衆は導師の「一切諷誦」の呼びかけに応じて経を大音声に転読します。

◆経釈(キョウシャク)
大般若波羅蜜多経』「初分縁起品第一」を解釈し、その大意を述べます。まず「諸法皆空」の教えを明かし、次に「題目」について、続いて「経文」についてその教えを解説します。

◆結経揚経題(ケッキョウヨウキョウダイ)
導師が経の第六百巻目を取り、経題と品号を唱えます。続いて結経転読として、職衆は各自の末巻を大音声に転読します。

◆東方讃(トウボウノサン)
金剛薩埵を讃嘆する梵語の讃。全体を早めに、かつ頭句を隣座の人が驚くほどの大音声で唱えます。これは金剛薩埵が速やかに万徳を円満する意味です。

◆補欠分(ホケツブン)
最後に、この法要が完全なもの(不足がない)ように、導師が釈迦如来等の名を唱えます。更には、この法要を修した功徳を以て、我々を悟りの世界へ誘ってくれるよう祈ります。

◆神祇宝楽(ジンギホウラク)
道場に招いた諸仏・諸神と共に、この法会に参列した悦びを讃える真言等が唱えられます。


以上。


普段使わない言葉だから解説の説明も難しくて分かりませんが雰囲気はなんとなく、という感じです。
真言聲明の特徴的なコブシの利いた聲明でした。
法螺貝の曲から始まり、暫くは朗々と瞑想のような時間が流れ、折り本になっている経巻を1冊ずつ上から下へばらばらと広げて落としながら大音声(ダイオンギョウ)で経を唱える転読は圧巻!
それから銅鑼のような楽器(銅鑼とは違うと思われる)と、鐘の音が素晴らしかった。長く余韻の続く美しい鐘の音は、それだけで魂が静まる気がする。
不協和音のように聞こえる転読もあったり、全体を見ると起承転結があり抑揚もあり、コンサートとして大満足だし、何だかスッキリしました。


天台聲明はコブシがなくて旋律の動きが穏やかだったり、宗派によって色々と特徴があるそうです。団体?によっても全然違いそう。宝楽太鼓とか木剣加持もちゃんと聞いてみたいし、前にお祓いして頂いたときは笛があったと思うし、仏教音楽だけでも色々あって面白い。


他の宗教音楽でも、キリスト教はゴスペルやグレゴリオ聖歌、讃美歌、レクイエム等々、イスラム教のコーラン、ズィクル、スーフィズムはカッワーリー。ヒンズー教マントラチベット密教の声明等々。生で見る機会はなかなか無いものもあるけど、機会があれば是非。

距離感。

蝶と蛾の区分は万国共通ではなく、フランス語やドイツ語など同一の単語を使う言語もある。


蝶が魂を象徴し死を暗示する、というような図像上の役割も、時代と場所により異なるらしい。


虫を飼育したり、子供が虫かごとアミを持って夏休みに走り回る光景は、海外ではほとんど見られないらしい。


日本は夏になれば蝉が鳴くのが当たり前だけど、蝉の声「ミーンミーン」に該当する英語は無いらしい。蝉の声=雑音だかららしい。


エリック・ロメール監督の大好きな映画「四つの冒険」で、夜の虫が寝静まったあと朝の鳥が鳴き始めるまでの間の1分だけ「青の時間」がある、という話があって、田舎暮らしだから、すごく分かる!と思ったけど、あの映画にも蝉の声は無かったと思う。フランスには蝉が居ないのかもしれない。ていうか、洋画で蝉の声を夏の象徴に使ってるようなシーンが思い浮かばない。
知らないだけか、そういう使い方をしても効果的じゃないのか、無関心なのか、どれだろうか。



ばらばらと書いたけど、特に意味はありません。
なんか繋がりがあるのかなあ、とぼんやり思ってるだけです。


虫は嫌いだけど、ファーブル昆虫記は子供の頃読んで面白かったな。



完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上

完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上