見納めは。

晦日が仕事休みになったので、映画でも行こうかという話になり、昼過ぎからハンバーガーにビール飲みながら「カツベン!」観てきました。


活動弁士が日本独自の文化だなんて今まで考えたことも無かった。サイレント映画は海外にもあるのに逆に不思議、と思ったけど考えてみると日本って話芸を生業にしている職業が古来より沢山あるかも。何でだろう。


映画は面白い感じはあったのだけど、映画館が混んでいて暑くてビールも飲んでたのでちょっと集中力に欠いたかも。でもすごく笑ってる人がいてつられ笑いして平和でした。


f:id:SABA:20191231161930j:plain


伊勢丹の屋上から。
何だか今年は年末感が薄いなあ。


皆様、良いお年を。

今年最後。

今年最後の音出しも3人で、年末なのに行き詰まったなあ。長くやっていればそういうこともあるか。


音出し終わりには和美人のジントニックと、新潟の日本酒「鶴の友」。新潟のお酒だけど、力強い日本酒、初めての味でした。美味しかった。


来年は少し普通にしていった方が良いのかなあ。
来年までの宿題にします。


f:id:SABA:20191230215531j:plain

乗り遅れ納め。

毎年恒例の友人宅での忘年会は、キャンドル1本の灯りで暗闇祭でした。暗い(笑)


f:id:SABA:20191228194559j:plain


濃すぎて特定されそうなので詳しく書けないけど本当に色んな人がいるなあと思う。
何故かセルジュ・ゲンスブール等聞きながら暗闇の中でプレゼント交換して、ロゼのスパークリングワイン、赤ワイン、ビール、レモンサワー等々勧められるまま飲んで、足立区と花小金井のヤンキーの話、ヒロト清志郎さんの話、とてつもない距離を毎日歩いている人の話、宗教や健康の話などをして昭和~平成初期位の歌謡曲イントロクイズで盛り上がっていたら終電に乗り遅れた。まさか年末の週末の小田急の終電が定時運転してるとは。朝は毎日遅延してて、超満員でも送風も使わなくてホントに地獄だというのに。あ、これはただのクレームか。
あと30秒早く駅に着いていればなあ。


終電には乗り遅れたけど、今年も年末のいつもの顔で集まれて楽しかった。ありがとうございました。

今年最後から2番目の音出。

今年の最後から2番目の音出しは、またも1人足りない3人で。


いつも湿度のあるゆったりした感じに成りがちなので、ちょっとテンポの早いノリの良い感じもあっても良いかと思って提案したら、リズムが廻ってればテンポがゆったりしててもそういう感じになるよね、と言われた。まあ、まあ。確かにね。ということで、ゆったりしたテンポなりに仕掛けてみたらハマったことはハマったのだけど何故か中東の香りがすると言われた。何故だろう。
そして何をどうやってたのか終わった瞬間に忘れた。
無意識すぎ。



音出し終わりには北海道自由ウヰスキー ジン 9148をジンライムで、イチゴとモッツァレラ他諸々。
ぽってりとしたバラも可愛かった。


f:id:SABA:20191222214102j:plain


大好きなクリスマスソング「Little drummer boy」が何故クリスマスソングなのか、という話しになり調べてみたら、新約聖書の『マタイによる福音書』の東方の三博士が元になっているらしい。相変わらず知らないことが沢山あるなあ。
「Little drummer boy」の曲は21:30~です。
素敵なクリスマスを。


ORIGINAL LOVE Xmas Love@TSUTAYA O-EAST

ORIGINAL LOVE(アコースティック・セット)Xmas Love@TSUTAYA O-EASTに行ってきました。


東京は少しだけ例年の年末らしい寒さだったけど、会場内は温かくて緩くて木暮サンタさんとのやり取りも楽しくてスキャットもたっぷり!
田島貴男さんほんと素敵すぎます。


まだクリスマスライブが残ってるので詳しくは書きませんが、カバー曲も数曲演奏してくれました。


少し早めの、最高のクリスマスライブでした!


f:id:SABA:20191221200852j:plain


f:id:SABA:20191221202042j:plain











年内ライブ終わったから追記。
セットリスト分かる範囲でメモ。
ボレロっぽく入ってきた曲とか、他にも何曲かは分からなかったのでちと不完全です。ごめんなさい。


帰りのバス
99粒の涙
サーディンの缶詰
Blue Christmas/Elvis Presley
四季と歌
エブリデイ エブリデイ
GOOD MORNING GOOD MORNING
This Christmas/Donny Hathaway
ラヴァーマン
グッディガール
ゼロセット
接吻
朝日のあたる家
bless You!
JUMPIN' JACK JIVE
Winter's Tale
逆行


他にも一部、クリスマスソングのカバーもあったりして。稲垣潤一とか懐かしいな。山下達郎は何だか不思議な感じになってた。


終始どの曲も、カウントからエンディングまで田島貴男さんのリードで演奏されててほんと楽しそうでした。また来年!

「神田松之丞 講談漫遊記Vol.3」@よみうりホール

「神田松之丞 講談漫遊記Vol.3」@よみうりホールに行ってきました。


f:id:SABA:20191222014918j:plain


f:id:SABA:20191218204602j:plain


「落語」は何回か観たことがあったけど「講談」の単独公演は初めてで、根本的に日本の歴史に疎くて何の予備知識も無かったのですが、枕で解説してもらった後、スッとネタに入ったらそこからはもう何の違和感もなく様々な人達の人間ドラマを観ることが出来ました。引き込まれました。


「汐留のしじみ売り」は鼠小僧次郎吉の話。
そんな子供はいないしそんな女性もいないのに、子供に見えるし女性に見えてくるというミラクル!


「鮫講釈」は、落語のネタを落語家さんから教わって講談にした、実話を元にした話らしく、キレイにオチもついてて面白かったです。


赤穂義士伝 「南部坂雪の別れ」では涙が出てしまいました。まさか泣くとは。赤穂義士は常識程度にしか知らないし時代劇ほぼ見たことないし子供の頃にはこの時期になると一日中ドラマやってるチャンネルとかあっても見たことないし全然好きでもなかったのに、このほんの数十分の語りでその決意や悲しみが心に刺さってしまった。


よみうりホールを包む空気。


何だろうあの魔法は。


身1つであんなことが出来るの凄いなあ。


前座の松麻呂さんも良かった。


もっと講談を生で観てみたくなり、お正月にも行けたら行くつもりです。
観れるかなあ。

笹の根。

前回の帰郷より2週間。
もう紅葉も終わっていて、冬らしくなってきました。


f:id:SABA:20191214094658j:plain


f:id:SABA:20191214094009j:plain


ベニカナメを10数本も植え替えなければならなくなり植える場所を整地していたら、出るわ出るわ、謎の横茎が。謎っていうか、笹なんですが。


掘って、掘って、取り除き、最終的に端に直径50cmはあろうかという根本の集合体に行き着きました。上は切ってあったけど横にも地下にも何本もの極太の根が張り巡らされていて、頑張って掘り進んだけどどうしても掘り起こせないまま日没。


f:id:SABA:20191214165922j:plain


半ばもう諦めていましたが、悔しくて、夜、夢で続きまで見る始末だったので、母ともう一度翌朝から挑んできました。


f:id:SABA:20191215104213j:plain


朝はこんな感じでした。昨日あんなに頑張ったのにびくともせず。
あまりにも深くて強いので途中何度も諦めかけました。つるはしは重くて扱えないので鉄のスコップを側面に刺してハンマーで叩いていく、太い茎が出てきたらノコギリで切る、という力業で開始から3時間半、ついに取り除く事が出来ました。やった!!ベニカナメも全部植え終えて、体が動くうちに(汗)心置きなく明るいうちに帰宅しました。


f:id:SABA:20191215115927j:plain


一番奥にこんなの埋もれてました。上下逆かも。


f:id:SABA:20191215115950j:plain


f:id:SABA:20191215134108j:plain


写っているのはほぼ根です。凄い勢い!
汗だくで庭仕事して、またもや全身酷い筋肉痛で、明日から都会の生活にちゃんと戻れるのだろうか……


双子座流星群も昨夜沢山流れていました。
今夜の方がすごいんだろうな。

小松左京展「D計画」@世田谷文学館。

小松左京展「D計画」@世田谷文学館に行ってきました。


f:id:SABA:20191211213616j:plain


「D計画」とは『日本沈没』の作中で遂行されるプロジェクト名で、「D」はディザスター(disaster)=災害。人類と壮大な宇宙の関係性を追求し、自然災害や人類が引き起こす戦争など大いなる災いへの危惧を訴え続けた小松左京の〈文学〉こそ、〈D計画〉そのものであった。
ーということで、D計画に焦点を絞った展覧会なのかな?と思ったら、「日本沈没」、「さよならジュピター」、「復活の日」、「大震災'95」等の大作の関連資料以外にも、「モリ・ミノル」名義の漫画、同人誌「対話」、交友関係、猫たちの写真、愛蔵品等々も展示されていました。


漫画の現物は初めて見ました。
映画の絵コンテも丁寧に描かれていました。
観ても読んでもいない「復活の日」、気になります。
小松左京の作品と名言で作られた「小松左京かるた」で遊んでみたい。
交友録も、筒井康隆開高健等との書簡のやりとりが楽しそうでした。本当に仲良かったんでしょうね。


愛蔵品の中にあった腕時計が、止まってるかと思ったら動いていて、でも全然正確でもなく1.5秒に1針位ゆっくりと刻んでるかと思ったら2針カチカチっと急に進んだりしてました。壊れてるんだと思うけど、見てる間はずっと動いてました。今更何で動いてたんだろう。そのエリアの撮影はNGでした。


撮影OKだった猫部屋から、愛猫のお紋との1枚。
f:id:SABA:20191211174054j:plain


大のお気に入りだったピピとの1枚。
「宇宙人ピピ」から名付けたそう。
f:id:SABA:20191211174039j:plain


撮影OKだった、愛用していた机。
f:id:SABA:20191211173618j:plain


f:id:SABA:20191211173636j:plain
机の後ろが本棚になっていたので見てみたら、下段右から2番目にある「世界の文字の図典」が気になりました。
解読できてない文字についても記載されているらしい。面白そうです。まずは図書館探してみよう。


世界の文字の図典 普及版

世界の文字の図典 普及版


気になるところを何度もおかわりして見ていたら閉館時間になってしまい、コレクション展は見れませんでした。今回のチケットで12/22までなら入れてくれるみたいだけど日が差し迫りすぎ。行けるかなあ。

「ジョーカー」、観てきた。

「ジョーカー」、やっと観てきました。


f:id:SABA:20191211075856j:plain


f:id:SABA:20191211075908j:plain


細かいことは書かないでおきますが、とにかくホアキン・フェニックスがヤバい。
狂気を含んだ笑い、動き。凄かったです。


印象的だったシーンもいくつか。
曲の入り方とかも、特にCream/White Roomは最高のチョイスなのでは!最悪なシーンなのに、この上なく美しいという矛盾、真逆の表現、カッコいいシーンでした。




本当にあったかのような、起きてしまいそうなリアルさがあり、しばらく引き摺ってモヤモヤと考えさせられてしまいそうです。同情も肯定も擁護も出来ないけど、想像付かないくらい追い詰められた精神状態だと思うとなあ。とはいえ被害者はクズだしスッキリした、みたいな流れにしてるのは怖い。面白かったけど。あと、ジョーカーでは無かったかも。



























以下は映画とは関係ないのですが、ゲイリー・グリッターの曲が使われてたので、私にゲイリー・グリッターを教えてくれた昔の友人を思い出しました。


ある有名な未解決事件の犯人と疑われて家に刑事さん達が来たけど、たまたま遺留品の犯人と完全に同じシャツを持っていたから無事に疑いが晴れたこと(シャツの販売ルートが判明しているなか、2枚同じシャツを買った人が居なかった、ということなのだろうと思われる。あとは、実は公表されている色と実際の色が違うという話もあった)、電話で話していたらガリガリ変な音がするから「何の音?」と聞いたら「コロして欲しくて受話器噛んでた」と意味不明な事を言ってて、そんなやり取りが何回もあって、後日受話器見せて貰ったら本当に歯形でボロボロになってたこと、「今日バイト先にSABAが来たら、その場でキスしてた」と言われたこと。偶然ジョーカーでも似たような妄想が出てきましたね。言ってることはそんな感じだったけど、実際はそんな非常識なことは無くいい人だったのですが。
ゲイリー・グリッターは本物の超アウトな人です。今も罪を償っている最中なのでは……
よく映画に採用されたな。しかもこんな話題作に、大丈夫なんでしょうか。


友人は元々物凄く深い闇を抱えてる人で、何年もかけて笑って聞いていられない程の闇に没入してしまい、助けてあげることも出来ずそのまま音信不通になってしまった。地元にも帰ってないと思うけど、どうしてるかな。