森山大道×伊勢丹。

伊勢丹新宿店本館2階のイベントスペースで行われている「SHINJUKU_RESOLUTION」に、先日見に行った森山大道さんも入っていると聞いて行ってみました。


森山大道とYOSHIROTTENの視点で追体験する、新宿の魅力。|SHINJUKU_RESOLUTION」
https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f2/thespace2_shinjuku2_w.html

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YOSHIROTTENとコラボした写真、SECRET BASEとコラボした三沢の犬フィギュア、MIN-NANOとコラボしたTシャツ、Pakeのジッパーバッグ、PORTERのショルダーバッグ等が販売されていましたよ。


「三沢の犬」がこんなにかわいく。


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森山大道の東京:ongoing@東京都写真美術館。

森山大道の東京:ongoing@東京都写真美術館に行ってきました。


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「三沢の犬」、官能的な唇が敷き詰められた「Lips」より、仕切られた個室の液晶モニターに映し出された「thighs」より等、枚数は沢山あるけどほとんどがまとめて一気に見せるような展示になっていて、あっさり見終わってしまいました。ペラペラでポップで俗っぽくてエロティックな写真。日常見ていたものの一部とも思えるしわざわざ直視してないものだったりもするんだけど、モノクロ写真はそれが一気に非日常になって別のものに見えてくるの、面白い。


あの雑多な新宿、決して美しいとは言い難い新宿歌舞伎町のあの匂い、人混み。コロナ前が懐かしいです。最近、コロナ前の映像や画像を見ると、なんとも言えない気持ちになりますね。


ガラスの写り込みが気になったけど、やっぱり「三沢の犬」が一番好きだったかな。あとは画像無いけど「thighs」の編みタイツ。


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夏の終わりに。

何とか苦しんでいた宿題から解放されて(次の宿題ももう出てるけど)、超人気かき氷専門店「ひみつ堂」に行ってきました。


朝から整理券を貰って路地裏を一回りして、ちょっと並んだけど、並んだ甲斐はありました。
オーダーしたのは生メロンミルク。


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キーンとしない、目の前で削ってくれるホロっと柔らかい氷と、スッキリした甘さ、かつ濃厚なミルクと別盛りのメロンジュースが合う合う!細部にこだわりの見えるかき氷、最高でした!


そういえば、路地裏にこんな自動販売機がありました。冷やしマスク、気持ち良さそう。


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古典×現代2020@国立新美術館

古典×現代2020@国立新美術館に行ってきました。


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仏像×田根剛。
天台宗西明寺日光菩薩月光菩薩立像が並んで鎮座した空間にゆったりと天台声明が流れ、ライトアップされ、ライトの傘に光が遮られ、時に真っ暗になり、刻々と変化していく鎮魂の場。ここを体験できただけでも行って良かったと思う。


北斎×しりあがり寿
冨嶽三十六景、北斎しりあがり寿の作品が隣り合わせに展示されて見比べながら、見てる人がみんなニコニコしちゃう感じ。アニメ作品の音楽はJe te veux。こちらも幸せいっぱいで素敵。


尾形乾山×皆川明、可愛くて可愛くて、何の違和感も無く相性良すぎでした。全部欲しい。


曾我蕭白×横尾忠則
組み合わせの妙というか、バトルというか。


若冲が1枚も見れなくてとても残念だったけど、刀剣の素晴らしさよ。作っている人の背景を想像してしまう。彫りや反りにうっとり。


ミュージアムショップにしりあがり寿の「ちょっと可笑しなほぼ三十六景 メビウスの桶」が売ってました。買わなかったけど。


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古典×現代だけど、現代の方がかなり強めの新美術館らしい展覧会でした。空いてたし、楽しかった!

The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション(前期)@東京都美術館

The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション(前期)@東京都美術館に行ってきました。


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太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の名品を結集し、選りすぐった約450点の浮世絵版画の逸品を展示、という凄い企画で、こちらも本当だったらオリンピックイヤーに向け世界中の人に浮世絵を堪能してもらえる企画だったはず。


浮世絵師約60名、重要文化財3点・重要美術品115点。他の絵師と一線を画す北斎写楽、浮世絵といえば思い出す広重、国芳、春信、歌麿などによる初期の浮世絵から錦絵、美人画、役者画、力士画、風景、だまし画、幽霊画等々、量と質でこれでもかと見せられた感じ。めちゃめちゃ面白かったです。前期と後期で展示替えも相当あるみたいなので後期も楽しみです。


北斎 「諸国名橋奇覧 飛越の堺つりはし」
こんなん無理。無理なのに緊張感もなく、鹿ものどかでした。色が美しい。でも怖い。
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国芳 「蛸の入道五拾三次 日本橋/神奈川」
蛸が蛸を連れて蛸に乗ってるって。
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国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくう図」
烏天狗と家臣の魂が乗り移った大鰐鮫に、嵐から救われる為朝父子の図。
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広重 「東海道五拾三次之内 庄野 白雨」
広重を見ると永谷園を思い出す。味わい深い。
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1日上野にいたのに外国人観光客は一切見ませんでした。こちらの浮世絵展も大混雑の中であれだけの量を見るのはかなり辛かったと思うので、日時指定予約制になって良かったです。この制度は続けられると良いなあ。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立西洋美術館

半年振り位に都内在住の姉と会い、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立西洋美術館へ行ってきました。


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チラシを見て「ひまわり」があることだけは分かっていたけど、予約もしてもらって何の前情報も仕入れずに行ったら、ポッティッチェリ、レンブラントフェルメールエル・グレコターナー、コロー、ラトゥール、カミーユピサロルノワールドガ、モネ、セザンヌゴーギャン等々、みんなさりげなく展示されていてビックリしました!


この中で特別扱いしていたのはゴッホだけ。オリンピックイヤーだから、世界中からのお客さんを見込んで力が入ってたのかも、と姉の弁。納得!


気になった絵の一部メモ。


ヤコボ・ティントレット「天の川の起源」
神々の王ユピテルが息子ヘラクレスに永遠の命を与えるために、寝ていた正妻ユノの乳を飲ませようとしたところ、 ヘラクレスが乳を強く吸ったので、ユノが驚いて目を覚まし、ユピテルヘラクレスを急いで引き離そうとしたために母乳が天空に飛び散り、乳の道ができた……というMilky Way(天の川)の起源が描かれたこの絵を良く見ると、まるで無重力のような空間なのですが、描かれたのは1575年です。
確かに重力を感じさせない宗教画も多々存在するけど、良く考えたら何でそんな想像力が働くんだろう。誰から始まったんだろう。
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フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」
フェルメールには珍しい自然光ではない光。フェルメールの青の色。この絵と対をなす自然光の中に立っている女性はロンドンに展示中。
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ヘリット・ファン・ホルトホルストボヘミア王妃エリザベス・ステュアート」
Queen of Bohemia 』と刻まれた柵とバラ。


エル・グレコ「神殿から商人を追い払うキリスト」
エル・グレコ!やっぱりこの絵からもじわじわ出てた。出ちゃってた。何なんだ。


フランシスコ・デ・スルバラン「アンティオキアの聖マルガリータ
伝説の聖人マルガリータのそばにドラゴンが彼女を狙っているようなのに、彼女は落ち着いた表情で、手に聖書と杖を持ち麦わら帽子に当時の衣装を纏い、サンダル?から見える素足が白くて。初めて見る絵でしたが、その表情、質感に惹かれました。
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ラトゥールのばら、レンブラントの自画像、モネの睡蓮、ルノワールの少女、ドガの踊り子、ゴーギャンの花、ゴッホのひまわり。


凄い展覧会でした。こんな展覧会、コロナが無かったら混みすぎて多分具合悪くなってたと思う。
ゆっくり見れて本当に良かったです。
久しぶりの大型展覧会、堪能しまくり。

半年ぶり。

人は誰でも100%寿命があるのだから、命との縁があるかどうかなんだ。運命だ。仕方ない。


ーと日頃から思うようにしてはいるものの、漠然とした不安感のなか、親しい方から続けざまに聞こえてきた突然の訃報には、落ち込むし胸が潰れる思いになる。遺族の方に、掛ける言葉も見つからなくて苦しくて、気持ちの整理が付かなくなる。このご時世だからお葬式も無くて気の毒でなりません。


しかも、一方の関東の県ですが、親族が神奈川から行ったら隣人は怖がって会いにも行かなかったって。その親族とも付き合いのあった、良く知ってるお宅なのに。世知辛いです。分かるけど、仕方ないけど、世知辛い。はあ。


今日はそんな混乱した気持ちで1日仕事をしたあと、約半年ぶりの音出会に参加して少しだけセッションすることが出来て救われました。


ひとりは事情があり不参加で、ひとりは出張で明日から50日もカリフォルニアだそうで。規模も違うけど、カリフォルニア州の8/4の感染者は5000人を越えてる。ピークは1万2千人を超えていたから治まりつつあるみたいだけど凄い数で怖い。行かないでと言ってみたけど止められる筈もなく。50日後の世界は、日本は、どうなってるんだろう。


また何かあって絶望しても落ち込んでも、少しずつ前を向けるように、健康に気を付けて。出来ることといったらそれくらいです。時間が掛かっても良いから、元気出して。また会えますように。