1年ぶり

約1年ぶりの音出会。
しばらくプライベートスタジオばかり使っていたのでこのメンバーではなんと6年ぶりの外のスタジオ入りだったらしく、スタジオの名前も変わってたけど楽しかった!
彼らとしか味わえない、感じられないセッション、参加させてもらって本当にありがたいです。
また定期的に出来ると良いなあ。


帰りに寄った居酒屋?もやたら美味しかった。やまねこのロックもよきでした。

1年掛かり

一番大変だった時に、事情を何も聞いてない、たまに自分の娘のことも分からなくなってしまう位の認知症のあるおじいちゃんが、突然「会社は大丈夫なのか」と聞いてきて、翌週、計画が実行された次の日に、今度はいきなり「もう会社は大丈夫なんだな」と言ってきたそう。

昨年社長が亡くなって異常事態になってから
大好きだった花だけが異常な勢いで伸びたこと。
お墓を決める時にざあっと風が吹いて思わず見上げたら、遠くに会社が見えたこと。
戻ることを決意させられた様々な偶然。
奥様の夢で「仕事が遅い」と怒ってきて、そこからの奥様の(まるで社長のような、いやそれ以上の)感動的な程の決断の早さと行動力。
デスクに2枚だけ残されていた商品券。

そして結局私が計画を実行することもせずに済んで、それまでズルズルと1年も何にも進展せずに尾を引いていたのに、爆発してからなんと10日間で片が付いた。

会社のことなんて何にも知らないはずのおじいちゃんの言葉。その翌週にはもう会社の事なんて何にも言わなかったそう。

 

1年掛かって、やっと安心して貰えたのかな……と、そういう話。

思い出しメモ。

昔、山口小夜子さんの舞台を見に行ったことを思い出したので自分用メモ。

勅使河原三郎さんと山口小夜子さんがダンサーで、総合演出と音楽はYAS-KAZさんだったと思われる「Moonlit lotus」と題された舞台だったのですが、邦題は「月の蓮'88」というらしかった。

会場は人見記念講堂だったと思う。

この舞台の情報がその後どこを探してもなかなか見付からなくてチラシもパンフレットも手元に無くてあの体験の証拠がどこにも残ってないのだけど、あの30年以上も前の舞台が夢では無かったと思えるように。

 

葉山ふたたび

挑発関係=中平卓馬×森山大道@神奈川県立近代美術館 葉山に行ってきました。

中平卓馬×森山大道、面白かった!
同い年で、寺山修司の本の誌面で作品を発表し合ったり2人とも逗子界隈に住んでいた時期があって交流があり、友達でもありライバルでもあったそう。

中平卓馬が亡くなってから8年も経ってるんですね。並べて見てみると共鳴し合っているところも十分感じられる挑発関係というタイトルがぴったりの展覧会でした。

森山大道は今も現役で撮り続けていて、最近の作品も刺激的でした。なんてカッコいいのだろう。

まだまだ撮り続けて欲しいです。

 

ちょっと遠いのでかなり久しぶりだった美術館だけど、先日連れてきてもらった一色海岸がすぐ裏手にあると知ってまた寄ってきました。

 

 

 

 

最後はぶれたからモノクロにしてみた。

次に来れるのは来年かなあ。まだ暑いけど、夏の終わりの気配も少し。

 

マティス展!

暑い暑い中、マティス展@東京都美術館に行ってきました。

 

 

ポンピドゥー・センターのマティスは前もすごく良かったので楽しみにしていましたが、やっぱりすごく楽しかった!
窓辺、布、色、フォルム。本の表紙の絵も全部可愛くて、背中の彫刻の連作等、彫刻も面白かったです。

時系列で、試行錯誤しながらどんどん進化して、集大成のヴァンスのロザリオ礼拝堂に全てが集約される色と光の展覧会でした。

ロザリオ礼拝堂のステンドグラス。
太陽の光がステンドグラスで彩られて蝋燭の色が刻々と変わるところ、イエス・キリストの磔の燭台、聖母子、イエス・キリストの一生、マティスの手書きのニュアンスをそのまま活かしたレースのような透かし彫りの告解室のドア、月明かりの下に鮮やかに浮かぶ教会の窓、、、
そこだけを見たら何とも言えない、怪しげな神父様。
NHKの映像も素敵でした。

いつか本物を見に行けたら良いな。

初Blue moon

葉山の海の家の噂は何度も聞いてたのだけど、やっと行けました。

泳がないで素敵な海の家でゆっくり過ごす、という話だけ聞いててめちゃ軽装で行ってしまったので途中でビーチサンダルを買ったり、氷を調達したりして。

ビーチサンダルってこんなに歩きづらかったっけ。

お天気は雲は多くて途中雷も鳴ってたけど雨はそんなに降らなくて、ちょっと雨宿りしたくらい。都内は大雨でひどい雷だったらしいのでラッキーでした。

Blue moonは噂に違わず素敵な海の家でした。

今年の夏のうちにもう一回くらい行けるかなあ。

 

 

伊東小旅行。

元々の予定は全然違っていたのですが成り行きで、ほぼ行き当たりばったり旅行です。
踊り子号に乗って伊東まで行ってきました。

東海バスフリーきっぷ「伊東・伊豆高原2日間」を使って向かった、池田20世紀美術館すぐ近くのお蕎麦屋さん「彩月」の「桜えび天せいろ」、絶品でした。近くのイタリアンも凄く気になるけどまたお蕎麦食べに行きたい。

池田20世紀美術館の常設展ではルノワールシャガール、ミロ、ムンク、レジェ、マティスジャン・コクトー、ウォーホル等々見ごたえあり、ピカソ「近衛兵と鳩」は初めて見ました。88才であんなに可愛らしい絵を描いていたなんて素敵過ぎ。ダリのキリンの連作も初見で、キリンの頭がおじさんになっていたり体に引き出しが付いてたり二本足になってたり。燃えるキリンのポストカード買いました。

企画展の「前島秀章展-時空を超えた木彫芸術-」は、独学で木彫りを極めた方の仏教的な作品から柴犬から絵本のモチーフまで平和な作品多数でした。
今回の旅行で唯一決めていた行き先でしたが、行って良かった!

 

このあとはマリンタウンで海を見て、ホテルへ。

伊東市の花火大会がこの日からスタートでホテルの屋上から見ることが出来ました。

 

久しぶりの、懐かしいような約20分間の花火大会。近くにいたおばさまが「一瞬だけどこんなにキレイな花火がまた見れて幸せだね」と言っていて沁みました。
子供の頃に見たような花火で胸がぎゅうっとした。何でだろう・・・

翌日の日の出は4:46分で、お天気が良さそうだったので頑張って起きて、屋上から日の出を見ました。

 

ゆっくり二度寝して、鯵の干物メインのザ・旅館の美味しい朝ごはんを食べてチェックアウトして、どうするか決まらないまま駅に送って貰ったらバスが1台だけ止まっていたので乗り込んで、小室山リッジウォークへ。歩道が歩きやすくてカフェも新しくて、パノラマでキレイだった。

 

再度マリンタウンに行って海鮮漬け丼。これで一番小さいサイズ!「これで」と書いても比較対象がありませんでしたが。

 

幸せになるアイスクリーム屋さんでフルーツのゴロゴロ入ったフローズンヨーグルトも美味しかった。

熱海に寄ろうかと言ってたけど、もう満足してしまったのでまた次回ということにして、伊東駅から踊り子号で明るいうちに帰宅しました。

東海バスフリーきっぷ、各施設の割引も付いてかなり使いでがありました!
もっと時間が会ったら伊豆高原まで行くとか、ルートを考えて旅行するのも楽しそう。オートマタ美術館とかも面白そうだった。

成り行き旅行にしてはしっかり観光もして美味しいものも食べて、大満足の2日間!
お疲れ様でした。

「エゴイスト」観てきた。

エゴイストを観てきました。

鈴木亮平宮沢氷魚阿川佐和子さん。
想像してたよりもずっと心の映画だった、、、

「エゴイスト」って「うぬぼれの強い自己中心の人」「利己主義者」という意味。
それが題名の映画。
どんな嫌な話なのかと思いきやですよ。
エゴだけど愛。それをエゴと片付けてしまうのは悲しすぎます。

救われる言葉。
観て良かったです。

大阪の日本画展@東京ステーションギャラリー

大阪の日本画展@東京ステーションギャラリーに行ってきました!

 

チラシのパターンも4種類もあり、何にも知らないで行ったらこれが凄くボリュームがあり面白い展覧会でした!!
明治~昭和までの間にこんなに大阪に芸術家が集まっていたとは。
女性の画家さんも何人もいたし、作風も大胆で自由で繊細でもあり、色も美しく豊かさを感じる、明るい印象の絵が沢山ありました。
女性が描かれた絵がどれも本当に印象深く、ちりめん生地や帯の美しさには見とれるばかり。

 

豊かな家庭の子と思われる女の子たちに近付けない女の子が1人、切ない、、、と思っていたら、緑の枠のチラシになってたけど、近付けないでいる女の子をバッサリカットしてて驚いた!切なすぎるでしょう。

豊かな家庭の女の子達3人も可愛かったけど小さくなっても4人載せてあげて欲しかったなあ。あの絵の主役は右の女の子じゃないのかな。まあ絵だし、良いのですが。

良く見たら2枚目にあたるチラシの裏面に小さく全体像が掲載されてた。切ない・・・

 

友人が「こんなに絵が上手かったらそりゃ書くよね」とか何度も言っててなんか面白かった笑
わたしも絵心無いから本当にそう思う。
芸術の生みの苦しみは考慮してないけどね。