千住博展@そごう美術館と、春季創画展。

千住博展@そごう美術館に行ってきました。


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世界遺産高野山金剛峯寺に奉納される障壁画『瀧図』と『断崖図』をはじめ、『竜神Ⅰ・Ⅱ』や、初期の作品なども展示されていました。


竜神Ⅰ・Ⅱ』はライトで色が変化していく作品で、撮影できるようになってた。すごい!


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会場内のコーナーで流していた『瀧図』と『断崖図』のメイキング動画で、千住博が「実際に見た風景を自分の中に落とし込んで、現物を見ないで自分の中にあるものを出す」というような事を話していました。
紙に皺を作り、皺の傷に色が入ると岩肌のようになり、そこに木々を書き加えていく。紙上を流れる絵の具が瀧になり、そこにエアスプレーで水しぶきを書き加えていく。
夢の中のようにリアリティーがなく音もない、でも紙や水がなりたいようになっている絵が出来上がっていく。千住博のフィルターを通した世界は、この世ではないような幻想的な世界でした。


今日は横浜に向かう前に池袋の西武ギャラリーとアート・フォーラムの東京春季創画展にも行って、そちらでも真鍋修さん、海老洋さん、篠崎遥香さん等の絵を見てきました。こちらの3人の絵が特に気になり、他にも同じ花をずっと描き続けてる方の絵や、何故それを描くのか不思議な絵や、タイトルと絵の繋がりが意味深な絵も沢山ありました。


最近また、自分の中には表現したいものが無いのに、泥棒してまで自己顕示欲を満たしてたサイコパスがちょっと騒がれていたので、芸術家の独創性について考えていました。


今日見た画家さんたちはみんな作品にその人が溢れてる気がした。頑張って両方見に行って良かった。