2017-01-01から1年間の記事一覧

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』

エドワード・ヤン監督 『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観てきました。 1991年制作。1950年代末期~1960年代の激動の時代の台湾を舞台に、実際に起きた事件を元に作られた映画です。 全体に暗くて霞がかかったような闇と光の世界。 懐中電灯の光。 …

川崎市岡本太郎美術館

行ってきました。 平日の閉館間際ということもあり、ほぼ貸切状態で見ることが出来ました。 まず常設展「岡本太郎―赤の衝動―」から。 「岡本太郎にとって赤は炎や太陽、血、そして命の色だった」 その言葉通りの、燃えて生きている熱い赤。 目に飛び込み焼き…

「ひとりでどこまで出来るか」

約15年来の友人のライブに行く。 見たのは久しぶりだったけど、今日はいつにも増して自分をさらけ出すライブをしていて、凄いなあと思う。自分をさらけ出すというのは凄く難しいと思うのだけど、世の中にはそれを容易く(かどうかは分からないけど)出来てしま…

今月分。

暗闇でいつものセッション。 迷いを捨てねばと反省したところなのに……と音を出しているときは思っていたけれど、終わって聞いてみたら、今日は迷いが見えなかったらしい。分かりやすいアプローチに聞こえていたらしい。 スピードも全体的に早すぎたかと思っ…

HEATWAVE@duo MUSIC EXCHANGE

急きょ行けることになり、ギリギリで初めて参戦してきました。ギター&ヴォーカルの山口洋さんは、めちゃめちゃダンディな色気のある方で、ギター数本とブズーキを次々と持ちかえて、掻き鳴らし、歌い、叫び、語りかけ、メンバーの方を煽ったり促したりしなが…

シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル~鍵盤の魔術師が奏でるシューベルトの世界~@日経ホール

長年憧れていましたが、やっと行くことが出来ました。特に忘れられないのが、鍵盤に軽く触れているだけのような、微かな音の美しさ。難解な譜面に超絶技巧で更に音を足して、一人で演奏してると信じられない状態になっているうえ、どこまでも詩的でどこまで…

ウッディ・アレン最新作。

「カフェ・ソサエティ」見てきました。 女優さんや衣装がすごくキレイ! ポップで、オシャレで、ロマンチックで、ちょっと痛みがありました。ラストはあそこで終わらせたことが「夢」なのかな、と思う。 ウッディ・アレンは、今になってこういう映画を撮るん…

特別展「雪村ー奇想の誕生」

特別展「雪村ー奇想の誕生」@東京芸術大学大学美術館に行ってきました。雪村の絵は、ユーモラスで、何だか可愛らしかった です。 何故か、女性よりも、布袋さんとかおじさんとか動物の方が楽しく描いている感じ。伸びをしてる布袋さんとか、何故か自分の袋を…

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔 」展

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔 」展@東京都美術館、見てきました。 なんという細やかさ。 レンガを運ぶ仕掛けや、レンガが落下した破片。 そして周囲の風景や港。 役割を持たせ配置し全体に描き込まれた絵の中で働き、暮らす約1400人もの人…

ぽんこつ

2日間で、大きな米袋12袋分の雑草を刈り、筋肉痛に筋肉痛が重なって、現在よれよれのぽんこつです。 もうあれ以上は頑張れない位頑張ったので終わらなかったけど達成感はありました。 榎に何か住み着いていたらしい。反対側を見たらいくつも穴が増えていた。…

新緑の季節

埋め尽くす木々。 見下ろす榎。 石楠花が咲いていました。 梅の古木。逞しい。 那珂川岸のレストランまでドライブ。 テラス席から。 快適でした。 父の知人が眠る、阿弥陀寺の垂れ桜。 樹齢300年以上だそう。 大きすぎてフレームに収まりませんでした。 明日…

Can we still be friends…

半分子供だった頃に聞いていた音楽を作っていた人たちの、同窓会兼忍ぶ会に参加。ずっと謎だった、何が歌われていたのかという疑問の答えと、その音がどこでどんな風に作られたかを、初めて知ることが出来ました。みんな時効だからと好き勝手なことを言って…

ポール・マッカートニー ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017

ポール・マッカートニー ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017@東京ドーム公演に行ってきました!声出てるし動いてるし全然水飲まないし、39曲!だし名曲の嵐だし、ビートルズの人が生きてて現役ってだけでもありがたいのに素晴らしいパフォーマンス! 凄…

貫く。

自分を貫いている人はカッコイイ。 大変でも、自分を貫くための努力をしている人、してきた人。そういう人とは会いたくなるし、応援したくなるし、見たくなる。そっち側の人間になりたいなあ。

今月分。

スタジオにしばし籠って暗がりでいつものセッション。 昨年末に、気にせずマイペースでやれば良いんだと分かってからだいぶ楽になったけど、気持ち良くなる時間がずっと続く訳じゃなく、迷うこともあり、後で聞くと迷ってるとき、遠慮してるときの音が「こう…

真央ちゃん引退…

真央ちゃんが引退。 休みだったので、親心で記者会見を見てしまった。伊藤みどりは異次元的に圧倒的に凄かったけど、浅田真央が出てきた時の衝撃も凄かった。伊藤みどりの後、凄い才能が出てきたと思って。 スケーティングがきれいで、妖精みたいで。一番良…

今年も咲いた。

あの日からもう、こんなに日にちが過ぎた。 これからも、きっと過ぎて行く。 咲き誇る桜は、怖いくらい美しかった。

絵画の潮流展

「明治から昭和の日本画と洋画 絵画の潮流展 エール蔵王島川記念館所蔵 秘蔵の名品」@そごう美術館に行ってきました。 横山大観から始まり、田中一村、岸田劉生、佐伯祐三、田中由一、速水御舟、杉山寧、向井潤吉、平山郁夫、森本草介、等々、総勢34名の60点…

『DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展』

「DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展」(@寺田倉庫G1ビルに行ってきました。リンゼイ・ケンプ。 エドゥアール・ロック。 山本寛斎。 ルー・リード。 バスキア。 三島由紀夫。 ベッドルーム。 午後の曳航。 衣装の数々。 細身のスーツ。 横たわった…

貫通!

引っ越し当初から台所の水の流れが悪くて騙し騙し使っていて、どこかで繋がってるのか洗濯機の水まで台から溢れそうになる始末で○イプ○ニッシュも全く歯が立たず、もう業者を呼ぶしかないのかと思っていたところ、ピーピースルーというすごい名前の薬剤を発…

ミュシャ展@国立新美術館

平日休み、確定申告を済ませて、ミュシャ展@国立新美術館に行ってきました。 ミュシャ見るの久しぶり!と、心の準備もせずに入って、ものすごく巨大な絵画群の不意討ちを受け止められず(笑) 目が泳いじゃって、一旦思わず普通のサイズのコーナーに逃げちゃい…

東フィル シーズン演奏会。

東フィル シーズン定期演奏会@東京オペラシティコンサートホール、行ってきました。今回はロシア作曲家並びのプログラム。 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ラフマニノフのピアノは松田華音さん。 ロマンチックな演奏…

包み込まれる。

NYから田井中福司dsを迎えて...ビバップ・スペシャルライブ@Cafe Cotton Club 高田馬場、行ってきました。メンバーは、田井中福司さんds 原川誠司さんas 田窪寛之さんp 金森もといさんb 時間と最寄り駅だけ聞いてて、どなたが、どこでライブをするのかすら分…

「やつらの足音のバラード」

ムッシュかまやつさんがお亡くなりになったそうですね。 やっぱり「やつらの足音のバラード」が思い出深いです。物心付いた頃かなあ、生まれて初めて買ってもらったレコードは「およげたいやきくん」だったけど、子供心に「なんて良い曲なんだろう」と思った…

ユーリ・ノルシュテイン監督特集上映 「アニメーションの神様、その美しき世界」

ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映 「アニメーションの神様、その美しき世界」@イメージフォーラムに行ってきました。 短編6本の上映でした。 『25日・最初の日』(1968年:10分) ロシア革命を描いたデビュー作。 分析的キュビズムのような町並み、モノク…

上乗せ。

何故だろう。 父は早く年を取りたいみたいだ。 長生きして数えられなくなったのか、長生きしてるけどもっと長生きしたいのか? 何故か実際より上に年齢を思い込んでいたらしい。 まあ、その勘違いも修正できて。 運の良い人生だった、今が人生で一番良い時だ…

ヨコハマ映画祭に行ってきた。

毎年の恒例、ヨコハマ映画祭に行ってきました。 今回は姉は残念だったけど代わりにチイが付き合ってくれて。 今回の上映作品は「ディストラクション・ベイビーズ」「湯を沸かすほどの熱い愛」「この世界の片隅に」の、ヨコハマ映画祭らしい3本に加えて、横浜…

脳は怖い。

姉と次に会うのは映画祭かユーリノルシュテインか、の予定だったのに、姉が職場で倒れ、救急車で運ばれてそのまま入院。脳梗塞の初期症状だったみたい。 私が病院に行ったときにはもう普通に会話も出来たし、手が勝手に動くことも無く、大事には至らず本当に…

お別れ。

悼む人たちと、花を手向けて、手を合わせて… そして、献杯。 この記憶を共有出来る人がいることが心の底からありがたかった。 昔の事過ぎて、特別な時間過ぎて、起きていたことが本当に現実だったのか、自信が無くなっていたから。 でも、ノスタルジーを味わ…

はじめの。

思い出したので書いておく。 合唱団とか家族以外で最初に私に沢山音楽を教えてくれた中学の美術の先生。 ジョン・レノンが好きで、ジョン・レノンの眼鏡をかけて美術を教えてくれた先生。 何故かその先生は、私が特に何かやったわけでもないと思うのに、サデ…